表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

28/35

天国に行ったペス

春の公園、


桜の花びらが一枚、風になびきながらゆっくり落ちてく。


するとその花びらは、犬の鼻に、


それを観た私は、あはは、と大笑いする。


すると怒ったのか?!


ワン、ワンワン! 


この子の名前は、ペス。


私の愛犬、ゴールデンレトリバーの雄の2歳。


人間の歳では、もう成犬。


私は、ペスとはいつも一緒で、お風呂もトイレも一緒。


トイレでは、私が便器に座って、ズボン、パンツをスルスルと脱ぐと、いつもお股に顔を突っ込んで私の陰部をぺろぺろ。


こ、こら!


ペス、そんなとこ舐めないで(笑)


いつも必死に手でペスの鼻と口を抑えるが、、、


いつも、私の根性負け


ペス!!


あ、あーん!!イク……/////


マンション中、響き渡る喘ぎ声。


そしてお風呂でも、ペスは、私を人間では無く、雌犬だと思っているのか?!


からだを洗っている最中、何も身に付けてない私に、はぁ、はぁ、息遣い。


そしたら腰をフリフリしながら、


いつもの催促、


私は、もぉ、と言いながらも、


はい!これでいいでしょう!?


私は、四つん這え状態になり、ペスに後ろから襲われる(笑)


そう、これは、ペスとの禁断の恋


まるで人間の恋みたいに。


そして、数ヶ月後、友達と食事でテレビを観ていると、人間と犬の間の子供が産まれたとニュースで放送されていた。


友達「そんな事ないよねぇ〜。絶対フェイクニュースだよねぇ。」


私は、友達にだよね〜、と苦笑い。


夜、家のソファーでYouTubeを観てる私。

 

そして、いつも隣りに居るペスの頭を優しく撫でてあげる。


するとワン、ワン!!


なに?!


また、お風呂の催促?


ペスが突然、狂った様に吠え出す。


どうやら不審者の様だ。


相手は、マンション5階の窓から不気味に姿を現す。


そいつは、ナイフを持っている。


しかし、ペスは、怯まずに飛びかかる。そして勇敢に闘う。


そいつは、数ヶ月前から私に付きまとっているストーカーだ。


ストーカー「ち、ちくしょう!!」


そして、ストーカーは、ペスの迫力に負けて逃げてゆく。


ありがとうねっ、ペス。


私は、ペスを優しく撫でてあげる。


そして、一年の月日が経つ。


また桜の季節がやってくる。


ペスとの禁断の恋は、相変わらず(笑)


いつものお風呂場で、


パンパンパン!


あ、あーん!!


イク、イク……/////


どうやら、ペスと私との相性は、いいみたいだ。


そんな感じであっという間にペスとの幸せな時は、過ぎてゆく。


今日は、仕事帰り、夜いつもより遅くなってしまい、ただいま!!とペスに挨拶。


ただいま?!

 

しかし、いつもなら、玄関の前で勢いよく、私に飛びかかってくるペス。


部屋の奥のカーテンは、窓が空いてるのか、ひらひら揺れている。


フローリングには、血痕が。


ペス!!


ペスは、その場に血を流しながら、横たわっている。


ペス!!!!


ペスは、私の声に反応したのか、最後の力を振り絞って、私の頬をペロリと一回舐め、力尽きた。


すると、キャー!!と窓の外から大声が、


5階の窓から下を覗くと、ストーカーが血を流して死んでいた。


どうやら、ペスとの激しい闘いで、誤って転落し、死んだ様だ。


実は、ストーカーに何度も、何度も仕事帰りに待ち伏せし、私に襲いかかり、私は痴漢行為をされ、


そしてその事を何度も、何度も相談したが警察は、動いてくれなかった。


正直、私の陰部は、そいつのせいで、ボロボロ、膣の奥には、ストーカーの精液が、そしてパンツのクロッチにもベッタリ付着している。


ストーカーからは、私にとって一番の屈辱、辱めを与え続けられていた。


私は、死にたかった。


その事に実は、気づいていた。


犬の中でも、とても匂いに敏感なペス。


ペスは、その出来事に気づいていて、いつも帰ると私の顔をぺろぺろしてくれてた。


とても賢いペスであった。


しかし、ペスには、それぐらいしか出来なかった。


クゥ、クゥー、(ごめんよ、ごめんよ)とても悲しい顔をするペス。


それを悟った私は、ううん!ペスには、沢山の思い出貰ったよ。


顔をクシャクシャに撫で回し、褒めてあげる。


するとペスは、にっこり。


しかし、そのペスが!!そのペスが!!

 

ぽた。


ペスの顔に涙が、


今日は、ペスの誕生日だった。


その為、プレゼントを買う為、今日は、遅れてしまった。


また、ぽた、ぽたぽた。


涙が溢れ出てくる。


どうして、ペスが!!


私は、ペスを抱きしめながら、


ありがとう、ありがとう、ありがとう、何度も何度も。


泣いて、泣いて、泣きまくった。


それから数日後、


ペスの火葬が終わる。


すると身体に異変が。


あれ?

 

一ヶ月経った頃、私は、生理がこないことに気がつく。


もしかして、ストーカーの子供?!


しかし、私は、例え犯罪者の子供でも命を断つ事は、出来なかった。


我が国の法律でもそう決まっていた。


そうして、私のお腹は、大きくなって数ヶ月。


産婦人科の病院へ、初めて受診すると医師が驚く。


〇〇さん、驚かないで下さい。


貴方は、人間と犬の間の子供を宿してます。


私は、涙が溢れる。


すると私の頭の中には、ペスの笑顔が。


そして、空を見上げると虹が。


すると空に幽霊のペスが現れ、人間の言葉で、「い、ま、ま、で、あ、り、が、と、う」


そして、消えてしまった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ