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第1章:目覚めたら異世界でした

初投稿です、よろしくお願いします。

 目が覚めたとき、俺は見知らぬ森の中にいた。

「……ここはどこだ?」

 寝ぼけているのかと思い、目をこすったが、状況は変わらない。周りを見渡すと、見たことのない巨大な木々が生い茂り、小さな川が流れている。まるでファンタジーの世界のようだった。

 おかしい。確か昨日まで普通に仕事をしていたはずだ。終電を逃して、コンビニで夜食を買って、家で酒を飲んで——そこまでは覚えている。でも、なぜか次に目覚めたらこんな場所にいた。

 ポケットを探るが、スマホも財布も何もない。着ているのは普段の服のまま。シャツ、ジーンズ、スニーカー。それだけ。

「……異世界転生ってやつか?」

 だが、何の能力も感じられない。ステータス画面が浮かぶこともなければ、身体が軽くなるような感覚もない。試しに木に手をかざして「ファイアーボール」と唱えてみたが、当然何も起こらない。

「……詰んでね?」

 考えれば考えるほど状況がヤバい。ここが異世界なら、食べ物や水を確保しなければすぐに死ぬ。しかも、モンスターなんかが出る世界だったら、無力な俺は一瞬で狩られる。

「とりあえず、水を飲んでみるか……」

 川に近づき、手ですくって飲んでみる。意外にも澄んでいて冷たく、喉を潤すには十分だった。ただし、寄生虫や毒のリスクもあるかもしれない。できるだけ沸かして飲むべきだが、火を起こせる道具がない。

「いや、マジでどうすんのこれ……」

 俺はただのサラリーマンで、サバイバル経験なんて皆無だ。キャンプすら行ったことがない。知識もなければ、道具もない。ただの一般人が、どうやって異世界で生き延びればいいのか——。

 だが、悩んでいても仕方がない。まずは森を抜けて、人がいる場所を探すしかない。

「……行くしかねえか」

 俺は腹をくくり、森の中を歩き出した。

初小説とゆうことで少し1話1話が短いと思いますが、多めに見ていただけるとありがたいです!

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