表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

愛と哀

作者: 香乃木 雪兎(かのき ゆと)

イメージが浮かびましたら、幸いでございます。

溶鉱炉に小石を投じ

溶けてゆく様を眺めるの


私の心のように

何もかも溶けてしまえばいい

冷徹な瞳

愛なんていらない

現在いまがあって欲しいの


夢現な愛

そっと

悪夢に還す

ここになくていいから


私は 私は

声にならない

真綿で締め付けられる

呼吸はどこかに置き去りにしたみたい


冷凍庫に愛を押し込む

永久に輝く様を見守るの


私の心のように

何もかもに片思いすればいい

あたたかい瞳

忘却の部屋に座り込む

未来さきを見通す視力が欲しいの


既視感の音楽

きっと

あなたの忘れ物

預かっている内に忘れてしまいそう


あなたは あなたは

振り絞る言葉

真綿の首輪は解けた

過去に感謝し石畳を素足で歩く


そして

私の心はあなたに辿り着く

読んでくださってありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 素敵な詩ですね。メロディー付けたら、メメモリ楽曲に使えそうです!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ