鏡がみがみタタリガミ
ホラー要素を盛り込んだ話を書こうと思ったのですが、
小説家になろうラジオの巽悠衣子さんはホラーが苦手ということで
ポップな感じのタイトルから勢いとノリだけで考えてみました。
最終的にただの魔物退治ものになってしまいましたが(笑)。
高校一年生・不動歩は生まれつき強い霊感を持った、いわゆる見える人。
ある夜、学校の帰り道。歩は街中で霊と遭遇する。
「何だコイツは、いつものやつと違う……!」
たまに見かける人間の霊とは明らかに違う。全長三メートルを優に超える。頭に二本の角がある、おとぎ話で見る鬼のようだ。
歩が逃げ惑う中、鬼の頭上から巨大な狐が降ってきた。
「逃げなさい! 巻き込まれるわよ!」
狐の背には一人の少女が乗っていた。歩は建物の間の路地に隠れる。
狐と鬼の戦いの末、鬼が崩れ落ちると。
「現世に厄災振り撒く祟り神、水鏡の名の下に封印する――」
少女の手の平の、小さな手鏡は吸い込まれていった。
歩は静かにその場を立ち去った。
次の日、学校にて―
歩のクラスに転校生がやって来る。直径五センチほどの鏡のペンダントをかけている、物静かな少女。
彼女の名は、水鏡なゆた。
昨日、歩が目撃した鬼と戦っていたあの子だ!
なゆたは五百年の歴史を誇る巫女の末裔。
怪物の正体は《祟り神》。人知を超えた力を持ち人々に崇拝されていたが、一方で災いをもたらす悪神でもあり、大昔に鏡の中に封印していた。
しかし、それをなゆたが誤って割ってしまい、封印が解けてしまう。
封印し直すため、なゆたは日本全国を飛び回っている。
虫が光に群がるように、祟り神は霊感の高い人間に引き寄せられる。
祟り神を迎え撃つべく、なゆたは歩と行動を共にすることとなるのだが……。




