表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
~転生失敗者~ 転生できなかった男。  作者: らふぁえる〆
第一章 中学校生活編
6/11

第五話 熾天使君臨。

またまた本日二回目。

より強い奴等が部下を従えて学校の頂点に立とうとする。

弱いやつらは強きものにすがるしかない。

科学文明の現代に弱肉強食はないと思われているがそれは違う。

現にサラリーマンもいれば、社長もいる。

社長は大企業になろうと奮起し、サラリーマンは精一杯がんばり、社長へ貢献する。

昔からなにも変わっていないのだ、人間は。



◇◆◇◆◇◆



「さて、今はどんな状況なんだ?」

そう、全く興味が無かったので気にしていなかったが、まさかそんなことになっているとはね。

「はい。現時点で最強と思われるのは『Xstorm』と思われます。学年混同、実力主義のチームです。リーダーは3年の日山浩輝先輩です。」

なんじゃそりゃ。エックスストーム?厨二病かいな。

「ほう。」

適当に相槌を打ってみる。ちなみにいま答えてくれたのは、2年の仲村優香。

「ほかにも『7star』や、『最強連合』、『THE・orga』、『Dragonis』などがありますね・・・」まさかの全部厨二病。

こう答えたのは2年の山田騰貴。

他にも

名村香織

宗田礼太

島田優

田辺健汰

全員二年生だ。

さて、どうするか。力を付与することは可能なのだろうか?

《可能です。》

了解。任せるよ。

《了解しました。ユウカ・トウキ・カオリ・レイタ・ユウ・ケンタの六名に、魔力を使用して能力を与えます。》

「「「「「「えっ!?なに?!」」」」」」直後、光に包まれるたと思ったら、次に見えたのは・・・


とんでもない魔力量を誇る六人だった。

「え?!凄い!よくわからないけど全く前と違う感覚!」

「な、なんだこれ。力が凄い。」

「以前と比べ物にならねぇな・・・」

と、口々に言い出す。

《単純計算で、彼らの魔力量は以前の5万倍になりました。尚、ゼウス様は“無限魔力エターナルリジェネ”があるので問題ありません。》

5万!?!?

とんでもない数値をいい放ちやがった。

つまり六百万も魔力を持っていかれたのか。

《ちなみにゼウスさまの魔力量は8000億以上です。》

・・・・・は?

「「「「「「祐介様!ありがとうございます!」」」」」」

混乱していると一斉にお礼された。

「お、おう!頑張るぞ!」

はぁ、先が思いやられる。というかこいつらだけで頂点とれるだろ・・・などと心のなかでぼやいてると、

「じゃあ、チームの名前どうしますか?」

「え?」

「え?」

「・・・え?」

「チームの名前ですよ!格好いいのがいいですよね!」

マ、マジかぁぁぁあ!

俺もあんな厨二臭い名前にしなきゃいけないのか!?

・・・ま、実はもう考えてあるんだけどね。

「・・・決めた。俺たちは『seraphim』だ。』

「「「「「「っぉおおおおおお!」」」」」」

歓声が巻き起こる。

そう。セラフィム。熾天使。天使の最上位。

そしてこいつらにも、

「優香、お前はラファエルだ。」

「え!?えええええ!?」

「騰貴、お前はウリエル。」

「は?は!?」

「香織、お前はガブリエル。」

「・・・はい?」

「健汰、お前はミカエル。」

「ふぇ?」

「優、お前はルシフェル」

「ひゃい?!」

「礼太、お前はサリエル」

「ん?!俺!?」

「そう、俺たちはこの学校で最上位に君臨すべき存在・・・“熾天使”だ。」

「おおおぉおぉぉお!」

さぁ、強さの壁をぶち壊す時だ!

まず、本拠地は俺の家になった。

秘密基地が礼太の家。比較的学校から遠いしな。

情報偵察基地が優香の家だ。学校から近い上に、優香は学年で一二を争う秀才。これはぴったりだ。

他は特に無いが、他の家にもよく行くことになるだろう。

チャットグループもある。

正しく唯一無二の最強チームである。



◇◆◇◆◇◆



クックックックッ。

俺は日山浩輝。

うちの中学校で最強のチーム、Xstormのリーダーだ。ある日突然雷が操れるようになったかと思ったら、次々と学校で争いが起きた。なかでも俺のクラスの3-2組は猛者揃いで争いが激しかった。

俺は自分の手でクラスの猛者を叩き潰し、クラスの頂点にたった。

そしてクラスを纏め、最強のチームを作り上げた。

次はこの学校のチームすべてを潰し学校の頂点に立ち、やがて日本、世界の頂点に立つ!それが俺の目標だ。

そんな俺にも悩みがある。

殆んどなんのちからもないカスどもが来るのだ。

身の程知らずめ。何でお前らは寄ってくるんだ・・・

特に目立ったのは六人の2年だな。ほんとになんの役にも立たない。もちろん見捨てたさ。

ん?なんだ?六人であそこ固まってんな。・・・ん?なんだあのイケメンは?前は居なかったよな。カスが増えたか?何人いても変わらねぇだろ、全く。そういえば俺らも軍資金がねぇな。

クックック、じゃあ迷子のカス共に金をもらう

としますか。




そのとき彼は知るよしも無かった。

この選択が彼の築き上げたものを全ての失うことになることを・・・

次回も気長にお待ちください!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ