表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
流れの終末兵器  作者: かもにら
2/13

???



「やり遂げたようだね。お疲れ様…」


ここはナマモノ的思考で考えるあの世と呼ばれる場所だろうか。その割にはやけに雰囲気が暗い。


「行き過ぎた世界を壊す役目がある身ととしては喜ぶべきだろうけど…」


私と似たような存在らしい。


「君とは似て非なるものだね。まぁそれは置いといて、君のような世界を壊す役目がある者は役目を終えたら別の世界でのんびり出来る事になっているんだ。」


他にも同じ存在がいるらしい。


「なお、君の様な役目を終えた機体は体が機械である必要がなくなった。外見は変わらないが受肉して世界に降りることになる。身体能力は変わらないから兵器はそのまま持って行って大丈夫だよ。」


兵器持っていった所で使えるのだろうか。


「勿論エネルギーなしに永続的に使えるようにしておくよ。あとはここでの記憶は向こうに降りたら消える。だからここで向こうにの世界の説明は出来ないけどデータベースがあるから心配しなあで。」


本当に役目を終えたのだな私は…


「あぁ、お疲れ様。そして向こうで幸せになってくれ。」


視界が暗転し私は意識を手放した。



--------------------------------------------------------------------






「すまない…僕が本物の命を与えてしまったばっかりに…すまない…」


これで許してくれとは言わない。他に僕が出来ることがあるとするならば


「…幸せになってくれ。我が最高傑作でありながら最低の失敗作でもある愛しき我が子。」


我が子の幸せを願うことだ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ