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「やり遂げたようだね。お疲れ様…」
ここはナマモノ的思考で考えるあの世と呼ばれる場所だろうか。その割にはやけに雰囲気が暗い。
「行き過ぎた世界を壊す役目がある身ととしては喜ぶべきだろうけど…」
私と似たような存在らしい。
「君とは似て非なるものだね。まぁそれは置いといて、君のような世界を壊す役目がある者は役目を終えたら別の世界でのんびり出来る事になっているんだ。」
他にも同じ存在がいるらしい。
「なお、君の様な役目を終えた機体は体が機械である必要がなくなった。外見は変わらないが受肉して世界に降りることになる。身体能力は変わらないから兵器はそのまま持って行って大丈夫だよ。」
兵器持っていった所で使えるのだろうか。
「勿論エネルギーなしに永続的に使えるようにしておくよ。あとはここでの記憶は向こうに降りたら消える。だからここで向こうにの世界の説明は出来ないけどデータベースがあるから心配しなあで。」
本当に役目を終えたのだな私は…
「あぁ、お疲れ様。そして向こうで幸せになってくれ。」
視界が暗転し私は意識を手放した。
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「すまない…僕が本物の命を与えてしまったばっかりに…すまない…」
これで許してくれとは言わない。他に僕が出来ることがあるとするならば
「…幸せになってくれ。我が最高傑作でありながら最低の失敗作でもある愛しき我が子。」
我が子の幸せを願うことだ。




