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流れの終末兵器  作者: かもにら
12/13

邪魔ならとりあえず

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「はじめまして。私は▪️▪️▪️。貴方は?」


「当機の名称はἉρμαγεδώνprˈəʊṭətὰɪp。試作型であるため番号はありません。」


「じゃああーちゃんね!これかよろしく!」


「はい。よろしくお願いします▪️▪️▪️。」


「これから貴女は外に出るわ。そこで貴女は世界から狙われるかもしれない。でも私だけは最期まで貴女の味方よ。」


「貴女の言動に不可解な点が見られます。思考能力改善を行う為、至急明瞭な解説を求めます。」


「ふふっ、いいのよ。ただこれだけは憶えておいて。私の名前を忘れてはいけない。これは貴女の武器となり枷となる。忘れたら全てを失う。じゃあ聞くわよ?私の名前は?」


「カ▪️▪️。」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



『アルマ様!しっかりしてください!』


「!?私は一体…?」


気がついたらエイミーとエリーゼがいた場所以外が焼け野原となっていた。


『まったく。自身の装備の力ぐらいは理解しておいて下さい…装備に呑まれて核攻撃をするなんて…』


「とりあえずこんなに大規模な攻撃をしてしまったのだし、急いで逃げるわよ!」


エイミーに急かされて離脱しようとするがそこで声をかけられた。


「…貴様、何者だ?」


声のした方向を見ると空に1人の男が飛んでいた。


「それはこちらが伺いたい所ですが…私はアルマですとしか言い様がありませんね。」


「名前が聞きたい訳ではなかったが…我が名はルネヴァン。訳あってこの街に対して軍勢を率いていた者だ。」


「ネヴァン?!まさか…旧魔王軍筆頭魔将…」


『えー…ここは魔王きましょうよ…』


なんで落胆してるの?なんか強そうだけど。


『魔将レベルではまだ貴女に傷一つ付けれませんよ?』


「ほう…我が名を知っている者がまだいたとは…だが今やこの身は軍人下がりの従者に過ぎぬよ。」


「で?その従者さんがなんの用?」


「我はこの街に世界を滅ぼすことの出来る存在がいると聞いてきたのでな。大軍を率いてそれを排除しようと考えていたのだ。」


ネヴァンはそこて一区切り付けて私を見た。


「貴様はどのような存在だ?」


えーっとあれかな、正直に兵器そのものですって答えた方がいいのかな?


『いや、この場合はもっといい方法があります。』


え?例えば?


『実践あるのみですよ!『超粒子ショットレーザー』装填!発射!』


その瞬間ネヴァンの下半身が吹き飛んだ。


「ガ、ガアアァァあぁぁあ!!!」


やりすぎでしょ…私がとやかく言える立場ではないけども。


「な、何故だ!こちらは何者か聞いただけではないか!」


「ごめんなさい。あんまり探られるの好きじゃないから…これで懲りたら追ってこないで下さいね?行きましょうエイミー、エリーゼ。」


「えぇ…でもあれ放置でいいの?」


「魔将レベルを一瞬で…」


「いいのいいの。あっちもこうなる覚悟で聞いできたんだから。」


もしかしたら聞いた後に戦う気だったかもしれないがどの道結末変わらないからねうん。


「お、おのれぇえぇぇええ!!!貴様を末代まで呪ってくれるゥゥゥゥ!!!」


多分私には生殖機能ないの。ごめんなさい。

断末魔を無視して次の事を考える。


「とりあえず何処から行こうか?」


「私としては公国を目指していきたいところです。そこなら存在を明かしても大丈夫そうですし。」


「そうね。そうしましょうか。」


目的地が決まったところでさっきからわたわたしてたエリーゼが何が言いたそうにしていた。


「あの…」


「どうしました?」


「…結局アルマさんって何者なんですか?」


「「あ。」」


完全に忘れていた。ごめんなさい。そう心の中で謝りつつ、旅路を歩いていった。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


3人が立ち去ったあと、エルダリアの街の冒険者ギルドは大騒ぎになっていた。

実はあの時1部の斥候職が兵器とらがどのようなものなのか気になって遠くから見ていたのである。


「間違いねぇ!この前ギルドに登録に来てたあのチビだ!あいつがなんかしてたんだよ!」


「マジかよ…見た目にそぐわない力っつーことは魔族か?」


「いや、あれから魔力の反応は見られなかった。」


あれとは核攻撃のことだ。閃光が走った後、焼け野原が広がってることしか斥候職には分からなった。


「魔力反応がわかんねーっつーことは…」


「あぁ。我々と桁が違うって事だ。」


誤解である。確かに観測する者が自分より格上の相手の魔力を観測することは出来ないが今回の場合は本当に魔力を使っていないのだ。


「そして極めつけはあれだろ。」


「あぁ。間違いねぇ!あれはネヴァンの死骸だった!」


「ネヴァンって今の[愚者]の魔王の配下だったよな?」


「魔王直属の配下をい一撃だったんだろ?まじで何者なんだろなぁ…」


「もしかしてあの娘って魔王じゃね?」


「あの娘を魔王とするならなんて付けるよ。」


その瞬間、斥候職達は口を揃えてこう言ったと言う。


[破光]の魔王と。

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