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流れの終末兵器  作者: かもにら
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懐かしき高揚

エイミーの依頼を受けたあと、ギルド内で形式上の会議が行われた。


「今回のレギオンは数が30万というとても人間では太刀打ち出来ない状況だ。それを踏まえてこれを宣言する。「これより私は新兵器の実験を行う!尚、実験の成功、失敗に問わず、私はギルドマスターの席を降りる!」…故に君たち冒険者にはこの付近に結界を張って欲しい。頼む。」


瞬間、ギルドは沈黙に包まれる。


「…エイミーの姉御が居なくなんのは寂しいが、しゃあねぇ!やってやるよ!」

「ワシはこの街で生まれ育ったんじゃ!勿論協力するとも!」

「私もこの街好きだしやってあげるわ!」

「俺も!」

「私も!」


「…ありがとう。只今より、「天啓の軍勢迎撃作戦」を決行する!私とエリーゼは結界の外で新兵器の起動をする。その他の冒険者EとFの人達は避難誘導、それ以外は結界を張って!…作戦開始!」


エイミーの号令と共に冒険者達は動き出す。冒険者達が散り散りになった後、エイミーがこっちに歩いてくる。


「じゃあ行きましょうか。宣言も済ませたから荷物をボックスに入れて行くわよ。」


「え?あの?姉さん?私はいきなりすぎて何が何だか…」

エリーゼさんは未だ慌てた様子だ。


「エイミー、エリーゼさんに説明してないの?」


「ええ。忙しくてね。…エリーゼ、これから貴女が見ることは絶対に秘匿しないといけない事よ。そして私達はその秘匿しなければならないことを使ってまでレギオンを止めてもらう代償として、この子の身元保証人になる。わかった?」


それを聞いたエリーゼさんは頭を抑えた。


「まったく…姉さんは勝手に決めて…でも勇者の力を継いでる姉さんがそう判断したなら私は信じるよ。」


「ありがとうエリーゼ。」


『感動的な姉妹愛ですねぇ…泣けてきます。』


えぇ本当に。…この場にあの人間もいたら私もあのように信頼関係を築けていたのだろうか。


『…ボサっとしてないでいきますよ!』


おっとそうだった。

「そろそろいこうか。」


「えぇ。期待してるわよ!」


そう言いながら正門を通る。見送りなど余裕がなくてあるはずもない。無骨な音を鳴らしながら門が閉じる。結界も貼ったようだ。


「…準備が整ったわ。お願い、アルマちゃん。」


この感覚、久しぶりだ。多くの軍勢を前に前にブースト噴射して飛びかかりたいというこの衝動。


「…アルマちゃん?どうし───」


「ククク…カハハハハ!!!往くぞナマモノ共ォ!!我が砲塔を前に精々耐えてみせるがいい!!簡単に死んでくれるなよォ!『ニュークリアエクスプロージョン』!」



これが高揚感か。








崩壊の意思

数多の武装を収納しており、その数は装備者すら把握していない。その全てが1つで国を滅ぼせるような力を持っており、特定の装備者以外がその武装に触れるとその肉体が消し飛ぶ。


詳細

多数の存在に敵対されてる場合、より早く殲滅を行う為に、使用者の『闘争心』を爆発的に飛躍させ、敵の数が多ければ多いほど効果が大きく、狂いやすい。狂気に呑まれても知能と本能は生きており、戦闘行動には問題ない。



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