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〜59〜デビルズダンスフロア&キリングユー⑧

悪魔ディアブルテリー。

最悪だ。サマエルのとこで聞いた素行に問題あるドワーフの戦士ファイターだ。

そして僕が一番やりあいたくないタイプの相手だ。


僕は条件を整えて大ダメージを出すタイプのロマン火力型の暗殺者アサシンだ。

しかし準備が整っていない状態でその準備すらさせず圧倒する戦士ファイタータイプは相性が悪すぎる。

おそらく総合レベルはこちらの方が高いがダメージを出すだけのレベル振りをしたステータスで、近接戦をきちんと考慮したレベル上げをしている相手にするのはかなり骨が折れる、というよりかなり不利だろう。


(おまけに相手は脳ミソがチ○ポに直結したクソ野郎だ。そんなやつにリリスが人質になってるなんて、耐えられない!)


頭が瞬間で沸騰寸前まで興奮する。怒りとも恐れともつかぬ心臓の早鐘を打つが一度深く深呼吸をする。

…落ち着くんだ。落ち着かなければ彼女を救うことはできない。腰のホルダーに手を伸ばしく旋風刃スピニンブレードの輪状の指掛けに指を通す。投げるのは三本だ。

西部劇のガンマンのように素早く抜き放つ、指先のスナップで高速回転させたく旋風刃スピニンブレードを投げる。


「ふっ」


こういうときは一息で()()


「人質とかお構いなしかお前ェ!」


旋風刃スピニンブレードは大きく弧を描いて上下左右から不規則な軌道で飛んでいく。

彼女を盾にしてみろ、お前は死ぬぞ。

結局、正面からやりあったら負けるなら正面からやりあわないことを徹底するだけなのだ。

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