エネミーコンタークト
お待たせしました。えぇ待ってない?
ダダダダン
耳をつんざく機関銃の発射音と、
バン バキャーン
その他の銃声
「CP、SYとIH、我の位置ビルの6階、敵勢力
敵散兵3、コンバットドロイド5、現在これと交戦中送れ。」
携帯無線機の送受器に向かって深夜が叫んだ。
今、ビルの6階に居るのはS(深夜) Y(八坂)
I(愛) H(始)である。
「敵さんかなり撃ってくるな。」
八坂がぼやく。
「敵も追い詰められてるの感じてるんでしょ、
そりぁ、ドチャクソ撃ってくるよ」
深夜が返す。
「始ちゃん、そのミニミは何の為にあるの!
撃ち返してやりなさい!」
「やってますよ。」
ダァダァダァダァダァダァダァン
愛に言われる前から機関銃を撃っていた始は指切りバースト射撃から全力発揮に切り替えた。
『SY、IHこちらCP了解、TSが狙撃位置に着いている、間も無く支援が開始される、送れ。』
送受器からCPに居るみちるの声が聞こえた。
T(冬夜)S(早苗)が狙撃位置に着いて体制を整えたらしい。
『CP、こちらTS、みんな待たせた。こっちはいつでも行ける。』
『TS、こちらCP、周辺は警察と横須賀班、台場班で封鎖している。6階より下はすでにSYとIHが制圧、後はそこの残りを喰え。』
「了解、終わる。さぁやりますか?早苗ちゃん。」
「ロックンロールと行きますか。」
「いいね〜」
CPからGOサインが出た、2人は薬室に弾を装填しスコープで照準を合わせた。
後は引き金をポトリっと落とせばいい。
「「すすーー」」
2人は息を吸い、
パン
ドォン
Mk14EBR(冬夜)M82A1で敵を撃った。
バッリン ピッシャーン カキューン
放った弾丸が窓ガラスと人体とコンバットドロイドを抉った。
「よっしゃ、突撃ー」
深夜の号令でビルに居た全員が敵に向かって突撃
ババババン ババババン ババババン
敵に撃つ暇も与えずに制圧射撃を加えて敵を粉砕した。
「クリア」
「クリア」
「クリア」
「良し、良し、良し、オールクr…」
3人から報告を受けCPに報告しようと深夜が思った瞬間
ドォォォン
天井が抜け上から何か降ってきた。
「なんだ⁉︎」
思はず声に出す八坂。
「「・・・」」
固まるあと2人。
埃が舞う部屋、視界が開けるとそこに居たのは、
「装甲強化型コンバットドロイドだ⁉︎」
「隠れろ⁉︎」
「「ウワァァァァァァ」」
八坂の叫びと深夜の号令そして愛と始の悲鳴がこだました瞬間、
ブォォォォォォォォォォォォォォン
装甲強化型コンバットドロイドの右腕部に取り付けられたガトリングが火を吹いた。
「冬夜、早苗ちゃん助けて⁉︎』
無線越しに伝わる切羽詰まった深夜の声を聴いて
行動したのは冬夜だった。
「早苗ちゃん、コレ借りる。」
「えっ、あっ冬夜さん!」
冬夜は早苗からM82A1を借りると自分の能力「飛行」を駆使してビルに突っ込んだ。
バリーン
ガラスを破りそのまま装甲強化型コンバットドロイドに突進しM82A1の銃口を押し当てて、
ドォン ドォン ドォン
3発撃った。
するとドロイドは後ろに倒れて機能停止した。
「ありがとう冬夜。」
八坂が冬夜に礼を言う。
「今回ばかしは死ぬかと思った。」
始がそう言いながら崩れ落ちる。
「まだ、下の子達置いて死なないから良かったわ。冬夜、サンキュー。」
愛が息を上げながら言う。
「CP、こちらSY IHビル内制圧完了。」
『了解、CPより各員、ご苦労、異常の有無を点検しのちに車両の位置で集合、じ後帰隊する。』
深夜の報告を聴いて安堵した様子で次の指示を出すみちる。
だが、
「あぁ、その前に一つ、早苗ちゃんごめん、
バレットの銃身折っちゃった。」
『「エェェェェェェェェェェェェェェェェェェ」』
冬夜の報告に思わず悲鳴を上げた早苗の声は無線だけでなくビル群の中にこだました。
やっぱり戦闘描写はむずい。