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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

後悔先に立たず

作者: 柚娜

15才未満の方の閲覧はご遠慮ください。

規約にひっかかるので(笑)

思春期の病んでると思う人にお願いをしたくて書き上げました。

私の後悔を、あなたの周りの人々にさせないでください。


切実な願いと共に、すべて実話で、私目線のお話です。

あなたは人が死を決意した時の表情を

見たことがありますか?


虚ろな眸に光を宿すことなく、

目指す場所へ向かう。


知り合いでも、怖くなるような

どす黒い雰囲気を纏い、

声などかけられるような雰囲気では

ありません。



私もその日、まだ、真新しい制服に

身を包み、電車に乗ろうとホームを

走っていると、仲の良い先輩の姿を

見かけた。乗り換えの関係で、

その場所ではない場所に乗る私は

先輩に声をかけるのは後日でもいいや、

と、声をかけるのを見送った。


というよりも、声をかけられる

雰囲気ではなかった。


ぞっとするような、何かを纏い、

何かを見つめているようで、

何も写していない眸、

すべてが違和感だらけだったのだ。


そして、その時、私も若かったのだと思う。


後日が訪れることは二度となかった。


先輩の生きた姿をみたのが、

それが最後だったからだ。


あの時に声をかけていたら、何かが変わった、

なんて思わない。でも、声をかけなかったことを

後悔したまま、引きずり続けて今も生きている。


その後、遺された親が自殺未遂をしたとか、

色んな噂が耳に入ってきたけれど、

年の離れた小さな弟がいた。


年子の弟は、私と同い年だったが、

10歳も年下の弟を遺して死を選ぼうと

したことを、周りにかなり絞られたらしい。


数年後、自宅に小さなカフェを開いていたが、

今はどうなっているのか、わからない。


虚ろな眸をした先輩は、同級生に明るく


「バイバイ」


と言って、微笑みながら、

学校近くの橋から飛び降りた。


今も消えない、心の傷をみんなの心に残したまま、

いつでも笑顔だった先輩は旅立って逝った。



人の心は強くない。


先輩の中でなにがあったのか、なんて

今になったってわからない。


先輩は、残念ながら、即死ではなかった。

病院に運ばれて、3日ほど生き延びていた。

母親も、全身打撲の娘に


「自業自得の痛みだ」


と言い放ったという。


その後、容態が急変し、彼女は旅立った。


その時、たぶん、どんな形であれ、お母さんは

娘は生き延びてくれると思っていたのだろう。


けれど、生きる気力を元々失っていた娘は

あっけなく、この世を捨てた。


16歳という若さで、この世を去ったのだ。


今でも思う。


生きることを諦めないで欲しかった。


いろんなことを教えて欲しかった。


アニメ声だった先輩の声が好きだった。


いろんなことを話し合いたかった。


先輩後輩の関係を隔てなく接してくれたことが

当時の私には、ものすごく嬉しかったこと。


伝えたかったことは山のようにある。


だから、勝手に死に急がないで。

誰かに相談をしてみようよ。

話し合うことはとても大事なことだよ。

私なんかでも、愚痴でもなんでも聞いたのに。

本来なら、幸せな家庭で暮らしていたかも

しれないのに、それを放棄しないで。


誰の心の中にも闇はある。


一人で抱え込まずに、誰かに話してみようよ。

力になれなかったとしても、話すことで

すっきりすることだってあるんだよ。


もう、そんなことで何十年も苦しんでる。

そんな人間がいることを、忘れないで。


死を選択する前に、少し考えてください。

私のような人を作らないかどうか。


生きて欲しいと願う人は必ずいるはず。


生きていて当たり前、なんですよ。

普通なら。


天災や、事故で亡くなる人もいるけれど、

自ら、命を絶つことはやめてください。


生きたくても生きられない人だっているんです。

親より先に旅立ってはいけません。


最大の親不孝です。


どうか、自分を愛してください。

自分を愛せない人が他人から愛される

わけがないのです。


守るべきものを作ってください。


配偶者や子供。


守るべき人が出来ると、人は強くなれます。



世知辛い世の中かもしれません。


それでも、強く生きていこう!!


私も、そう思うようにしています。



みんな!! がんばれ!!



どうか、私のように、一生の後悔をしない人生をお選びください。


稚拙な文章を最後までご覧頂まして、ありがとうございました。

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