第三話
三話目です!
少しの間、戦闘の余韻に浸かっていたが、すぐに一つのことを思い出す
「・・・俺って俺が妄想してた主人公に転生したのか?」
正直な所、それ以外の可能性がない気がする
いまさっきの戦闘を見ても、この世界が常識で
測れないことなど既に知っている
それなら何かしらの方法でスキルを呼び出せるのではと思い、ステータス出せる可能性がある言葉を叫んで見ることにした
「『ステータスウィンドウ』」
そう叫ぶと、目の前半透明な結晶板のようなものに自分の情報が表示された
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Name : Kenji Tatiana
Age : 15
From : unknown
Sex : male
Class : 『妄想者』
Skills : 固有技能『妄想者』
妄想者特殊技能『妄想』『創造』『???』
unique skills
•スライム叩き
•ヒール
•Unset
•Unset
•Unset
•Unset
•Unset
•Unset
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恐らく、スキルの固有技能が発動して、効果が出たのだろうか
どのような効果かいまいちピンと来ないので、『妄想者』の文字を人差し指で押してみると【妄想者』の説明文が出てくる
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妄想者
Skill level: 1
妄想者は固有スキルとして『妄想』『創造』を持ち、
『妄想』によりイメージを強固なものにして、
『創造』でイメージを呼び出す
イメージが弱ければ、弱くなるほど創造によって呼び出した存在も効力を充分に発揮しなくなる
スキルレベルが高くなれば、効力の高い効果を発揮するようになる。
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「えーとつまりこれは、妄想上の攻撃とかが使えるってことか?」
少し、信じがたいことではあったが、『ヒール』を見ればかなり信じられる話だ
だが、更に信じるため適当な魔法を『妄想』して見る
イメージがだいぶできたところで、声に出して『創造』してみる
「『ストーンエッジ』!」
唱えると、妄想道理、自分の頭の周りに先が鋭利に尖った小石が10個ふわふわ浮いていた
そして、近くにいるスライムに向けて右手のひら
を向けて「発射」と言うと小石が全て近くにいた一体のスライムに対して飛んでいく
そのスライムは恐らく5個ほど当たっただけで倒れた
それを認識して、この能力の力を再確認する
とりあえず、必須魔法をいくつか『妄想』しておこう
そう思い、草原の中、あぐらを書いて目を瞑って妄想する作業が始まった
ーーー数分後ーーー
「ふぅ」
必要そうなもの全て妄想し終えたので力を抜く
ちなみに現在のスキル枠はこのようになっている
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unique skills
・スライム叩き
・ヒール
・ストーンエッジ
・バトルステータスウィンドウ
・マッピング
・スピードアップ
・アースクエイク
・Unset
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全部説明するのはめんどいので使う時に説明するが、
一通り妄想し終えた
一応、ゲーマーであり、本を読むのは好きであったので、妄想することは得意だ
とりあえず、『バトルステータスウィンドウ』を開いて見ると、視界がの右上Lvが横に、縦には上から順にHP、MP、次のLvまでの必要経験値が書いてあった
ちなみに現状はLvが6、HPが600/600、MPは245/1000、次のLvまでの必要経験値が50と書かれていた
MPが今減っているのは恐らく、『妄想』の使いすぎだろうか、少し生成しただけでかなり減っている
これはMP回復手段も早く入手しなくては、と思いながら、もう一つの能力『マッピング』を発動させる
すると、目の前に半透明な結晶板が現れ、表面には今まで通って来たであろう場所がしっかりと見えるようになっている
その機能を確認すると、『マッピング』の結晶板の一番上の長方形と押して見ると、そこから下に、いろいろな項目が表示されたので、迷わず『検索して探す』を押して見ると
長方形の部分の右端に虫眼鏡のようなマークがついたので、長方形を押してから、声に出して、行きたい場所を行ってみる
「最寄りの町」
すると、目の前に矢印のマークが表示された
俺は、その矢印に従って歩き出した
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