第二話
二話目です!どうぞお楽しみください
・・・なぜか体が温かい、今日は空も曇り模様だったので、太陽が出ていなかったし、今はまだ冬だ。
体で感じられる気温的に春の暖かさだろうか、ポカポカしていて暖かい。
目を開けてみると、目に映ったのは晴天の空。横をみると、天然芝生が生えていた。
ここで一眠りしたかったけど、違和感に気がついた。
「俺、死んだよな?」
急に冷静になった俺は辺りを見回す。
木々は一本も生えておらず、水も目が映る範囲にはなかった。
まず、こんな平原は俺の家の近くになかった
「どこだよここ・・・」
やべぇ、こっからどうしよう
ドッキリにしては手が凝り過ぎてるだろ
とりあえず人に探してここがどこか聞かなくては
俺は人を探すために歩き出す
それから、数分後に動く物がこっちに向かって動いて来た。
「・・・は?」
某ドラ○エで例えるならバブルスラ○ムのようなだろうな。
スライムがネチョネチョ音を立てながらこっちに向かってくる。
そして、スライムとの距離が約一メートルほどになる。
緑色の液体を飛ばして来た。
「うおっ!」
あぶねぇ、あれって毒の追加効果でもあんのか?
俺はまだ武器の一本も持ってねぇよ、素手で戦えと?
「うおるぁあ」
適当に叫びながら蹴りをいれてみたが、俺は鳥肌が立ち、スライムが少し吹っ飛んだだけ、てか状況悪化してる気がして来た。
すごい速度で迫ってくる。今度は、、、液体攻撃か!それはすでに見切った!残念だったな!
余裕を持って避け、スライムに近づいて拳で叩きつける。
こうなったらヤケクソだ!叫びながら殴れば威力上がるだろ!やる気も出るし!
「『スライム叩き!』」
拳の下には気持ち悪い感触のスライムはいなかった。
代わりにスライムの核のようなプニプニしたものが出て来た。
「・・・え?」
もちろん戸惑った、振り下ろした片手を地面から離すと、拳の着弾点に緑色のぷにぷにしているものが落ちてた、触ってみるが気持ち悪い感触がした、恐らく、これがスライムのドロップ品なのだろう。でも、持っていきたくないと思ってしまう。
「・・・放置しておこう」
その場にそれを放置してまた歩き始める。
その後もう一度スライムと遭遇した。
今度は何も叫ばずただ、拳をスライムに振り下ろした。
今さっき一発で倒せたのに今度は気持ち悪い感触がして思わず、拳を離してしまう。スライムはこっちに向かって歩き始める。
その時は賢二の頭ではなぜ生きているのかという疑問が浮かんだ。
さっきは急所にでも当たったのか?それともただ単に弱ってた個体なのか?考えが頭に浮かんでくる間にもスライムは歩みを進めていた。
ーーーーそして
スライムの液体攻撃をもろに食らってしまった。
「っ、、、」
その痛みは、ヤクザどもに殴られたとき以来だ、いや、その時より痛い
呼吸が、できない、すごい、息苦しい。
吹っ飛ばされた賢二の元にスライムが這いずってくる。
その時、反射的に一つの言葉が出た。
「ヒー、、、ル、、、」
俺の妄想上の主人公もヒールと唱えると体の傷が
癒えるが、今は意味がないのに喉からこぼれ落ちた
すると、体の痛みがすっと引いて来る
何が起きたかは今は知らなくてもいい。
何としても、目の前の敵を倒す。
「よくもやってくれたな、『スライム叩き』!」
叫びながら突撃する
スライムの攻撃はギリギリで回避し、スライムに対して『スライム叩き』を発動する
その攻撃により、スライムはドロップ品とかして地面に転がった
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