表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『妄想者』の転生事情  作者: ふろう
2/3

第二話

二話目です!どうぞお楽しみください

・・・なぜか体が温かい、今日は空も曇り模様だったので、太陽が出ていなかったし、今はまだ冬だ。


体で感じられる気温的に春の暖かさだろうか、ポカポカしていて暖かい。

目を開けてみると、目に映ったのは晴天の空。横をみると、天然芝生が生えていた。


ここで一眠りしたかったけど、違和感に気がついた。


「俺、死んだよな?」


急に冷静になった俺は辺りを見回す。


木々は一本も生えておらず、水も目が映る範囲にはなかった。


まず、こんな平原は俺の家の近くになかった


「どこだよここ・・・」


やべぇ、こっからどうしよう


ドッキリにしては手が凝り過ぎてるだろ


とりあえず人に探してここがどこか聞かなくては


俺は人を探すために歩き出す


それから、数分後に動く物がこっちに向かって動いて来た。


「・・・は?」


某ドラ○エで例えるならバブルスラ○ムのようなだろうな。

スライムがネチョネチョ音を立てながらこっちに向かってくる。


そして、スライムとの距離が約一メートルほどになる。

緑色の液体を飛ばして来た。


「うおっ!」


あぶねぇ、あれって毒の追加効果でもあんのか?


俺はまだ武器の一本も持ってねぇよ、素手で戦えと?


「うおるぁあ」


適当に叫びながら蹴りをいれてみたが、俺は鳥肌が立ち、スライムが少し吹っ飛んだだけ、てか状況悪化してる気がして来た。

すごい速度で迫ってくる。今度は、、、液体攻撃か!それはすでに見切った!残念だったな!


余裕を持って避け、スライムに近づいて拳で叩きつける。


こうなったらヤケクソだ!叫びながら殴れば威力上がるだろ!やる気も出るし!



「『スライム叩き!』」




拳の下には気持ち悪い感触のスライムはいなかった。

代わりにスライムの核のようなプニプニしたものが出て来た。




「・・・え?」


もちろん戸惑った、振り下ろした片手を地面から離すと、拳の着弾点に緑色のぷにぷにしているものが落ちてた、触ってみるが気持ち悪い感触がした、恐らく、これがスライムのドロップ品なのだろう。でも、持っていきたくないと思ってしまう。


「・・・放置しておこう」


その場にそれを放置してまた歩き始める。

その後もう一度スライムと遭遇した。


今度は何も叫ばずただ、拳をスライムに振り下ろした。

今さっき一発で倒せたのに今度は気持ち悪い感触がして思わず、拳を離してしまう。スライムはこっちに向かって歩き始める。


その時は賢二の頭ではなぜ生きているのかという疑問が浮かんだ。


さっきは急所にでも当たったのか?それともただ単に弱ってた個体なのか?考えが頭に浮かんでくる間にもスライムは歩みを進めていた。


ーーーーそして


スライムの液体攻撃をもろに食らってしまった。


「っ、、、」


その痛みは、ヤクザどもに殴られたとき以来だ、いや、その時より痛い

呼吸が、できない、すごい、息苦しい。

吹っ飛ばされた賢二の元にスライムが這いずってくる。

その時、反射的に一つの言葉が出た。


「ヒー、、、ル、、、」


俺の妄想上の主人公もヒールと唱えると体の傷が

癒えるが、今は意味がないのに喉からこぼれ落ちた


すると、体の痛みがすっと引いて来る

何が起きたかは今は知らなくてもいい。

何としても、目の前の敵を倒す。


「よくもやってくれたな、『スライム叩き』!」


叫びながら突撃する

スライムの攻撃はギリギリで回避し、スライムに対して『スライム叩き』を発動する


その攻撃により、スライムはドロップ品とかして地面に転がった





誤字脱字があったら報告していただけるとありがたいです

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ