ある計画
桜井さんの家に向かってる途中で2人が話してるのが聞こえてきた
「梨花がお気に入りになったのがわかった気がする‥」
「宮本君の事?」
立花さんが顔を赤くしてる
「だって宮本君って‥」
「まって! 今言わなくてもいいでしょ!
話はあとあと!!」
「はいはいわかったわよ‥」
立花さんはなんだかくやしそうな顔をしていたけど何かを思い出したような感じで
「けどさ〜ゆりだってなんか変じゃないかな?」
「なによ?」
「だってさ!ゆりっていままでの男子は嫌がってたけどなんで宮本君の時はよかったの?」
「‥‥」
「ゆり‥?」
そのまま桜井さんは何も言わず行ってしまった
立花さんはまって〜と言いながらあとを追いかける
そしてその二人を俺は追いかける
俺はチラッと桜井さんの顔が見えた時
顔が赤くなってるのが見えた
2人の足が止まったので俺は目的地に着いたと思い前を見たらそこには二階建ての家があり一階は喫茶店だ
「さあ着いたわよ! 裏から入って二階の私の部屋に行くよ!」
「はーい! 宮本君も行くよ!」
「あっ‥うん!」
裏からお邪魔して桜井さんの部屋に入った
「わぁ〜♪」
女子の部屋に入ったのが初めてなのでドキドキする!
「2人共好きに座ってて‥飲み物とってくるから」
「はーい♪」
桜井さんは一階に飲み物を取りに行った
立花さんと俺は座り桜井さんを待っていた
飲み物もきて
ここからが本題である
こほん‥と咳をして桜井さんが話はじめた
「これからある計画についての事を宮本君に話をするね」
「あっ‥はい」
「これは私の三つ上の兄さんの話になるのだけれどね、
兄さんはね、私が言うのもあれなんだけど
彼女がいないのよ!」
「‥‥そうなんですか‥」
まだ話がよめないが俺と桜井さんの兄さんにはなんだか仲良くなれそうな気がする
「それでね、私思ったの! 兄さんに彼女がいなかったのは高校生活が女子とかかわってなかったのが原因だと!」
それは一理あると思う、なかなか自分からは女子に話しかけるのは勇気がいる
「私は思ったの‥ 高校生になったら男子と女子がもっと仲良く高校生活を送れるように何かしようって」
「それで高校生になって、梨花と会って
この計画をしようって決めたの!」
立花さんが
「そうなんだよ〜〜」
だいたいはわかったけど
いまいち俺は不思議だなーと思っていた
桜井さんが
「どうしたの? 宮本君?」
「あーえっと‥話はわかりました‥けど、俺が誘われる理由って‥」
桜井さんが言おうとしたら立花さんが間にはいり
「それはね私から言うよ!」
俺は多分、桜井さんの兄さんみたいにこのままだと彼女ができないからとかだと思っていた
立花さんの顔がなんだか赤くなってきた
「それはね‥宮本君が‥」
ゴクリ‥‥これってなんだか告白みたいな感じが‥
なんだかドキドキしてきた!
「宮本君が‥‥‥‥女の子みたいで可愛いから‼︎」
「え‥‥」
桜井さんがはぁーとため息をしながら
「この子言っちゃったわ〜」
「だって宮本君! めっちゃ可愛いじゃん!
もう絶対女の子の服似合うよ‼︎」
桜井さんが俺に
「ごめんね、こんな子だけど仲良くしてね」
「あっ‥はい」
なんかすごい理由だった
俺って可愛いの?
俺は1日ずっと考えていた
桜井さんが
「とりあえずこれからは仲間になるから
私達はお互いのことを名前で呼びましょうか!」
「ねぇ 忍君?」
「あっはい」
「敬語もなしね!」
「うん‥わかった」
名前で呼び合うなんてなんだか照れるな〜
桜井さんは立ち上がり
「とりあえず今日は話した通りなので
解散しましょうか」
立花さんも起き上がり
「そだねー私も眠くっなってきたし帰ろっか?」
俺も
「そうだね 帰ろっか」
今日はこれで解散になった
次から本格てきにこの仲良く計画が始動することになる
あと俺も新しい自分と出会う事になるとは‥