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広川悠 1-1
朝、小鳥のさえずりが聞こえ出すころ。僕はすでに布団を出て本を読んでいる。小鳥がさえずり始めたら文字を追うのをやめ、朝食の支度を始める。昇ってくる太陽の光を部屋に入れるため、僕が本を読む場所--ご飯を食べる場所でもある机、その右側に位置するカーテンを勢いよく開ける。…今日も眩しいな。太陽を見るとなぜだか目玉焼きが食べたくなる。今日の朝食は目玉焼きで決まりだな。
僕は、一人暮らしをしている。一般的な高校生にこの話をすると
「ちょーうらやましー。」
などと言われてしまうが、正直一人暮らしをしていいところなんて、目玉焼きにソースをかけるか醤油をかけるかを自分の気分で決めてしまえる事と、あとは好きなだけ考えごとができるということぐらいだろうか。
まあ、時間をもてあましているおかげで学校での成績は悪くない。ただ、それだけだ。
朝ごはんを食べ終え、今日の日付と曜日を確認する。
…今日は10月8日、水曜か。時間割を確認して教科書を手早くかばんにいれる。
よし、そろそろいこうか。僕は靴を履き、かばんを背負って、ドアを開け学校に向かった。




