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リバース チェンジ ワールド  作者: 白黒招き猫
第2章 獣人大陸内乱編
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第2章人物紹介

  転生者


・シゼム(ハイ・ヒューマン)


 中央大陸南部ラザイン共和国で生まれた転生者。父は議会議員で母はその愛人。

父に裏工作を仕掛ける議員に対抗するために、自らが裏社会のトップに立とうとする。

しかし、助け出した奴隷の裏切りにより母と婚約者を失い、さらにギフトの浸食が加速し変貌する。

【観察眼】、【スキル強奪】、【隷属支配】の3つのギフトを持ち、裏社会の支配者となったがフェイに襲撃され囚われる。その後、フィオの浄化を受けるがギフトによってボロボロにされた魂はすでに限界であった。現在は父の別荘で3人の従者の看護をうけている。



・ニクス(ハイ・ドラゴノイド)


 南大陸の竜人の集落に生まれた転生者。内乱初期から活躍した麒麟児だったが、内乱の自然停止を良しとせず、全獣人の団結と古い因習からの脱却を掲げて挙兵した。【超速回復】、【竜化】、【ドラゴン・スレイブ】の3つのギフトを持ち、全転生者の中でも屈指の実力者であった。ギフトの浸食に精神力で抵抗していたが最後には暴走、味方を全て喰らい尽してしまった。ギフト浄化後、正気に戻った彼はフィオに知る限りの情報を渡し、擬似転生で赤子の姿に転生する。前世の名を取りアディルと名付けられた彼は、弟のアロザの元に託されることになった。



・教主 (ハイ・ヒューマン)


 ラザイン共和国の小規模な町に生まれた転生者。一途で愛情深い性格だが、恋人の喪失を受け入れられず暴走してしまう。【回復魔法超強化】、【治癒効果永続化】、【人体改造】の3つのギフトを持つ。

恋人を【人体改造】で怪我も病気も老いも無い体に改造し、その維持のために町の人々の生命力を奪い、肉人形フレッシュ・ゴーレムに変えてしまった。ギフトの浄化によって恋人が消滅すると発狂し、フィオを巻き込んで自爆しようとするが、その前に止めを刺される。



  共和国


・シゼムの家族


父は議員、母はその愛人、婚約者は父の友人の娘。共和国では経済力が伴えば一夫多妻も認められるため、愛人の子だがシゼムは父の有力な後継者候補であった。家族仲は良好だったが母と婚約者は犯罪組織によって毒殺され、すでに故人となっている。



・獣人の奴隷たち


南大陸の混乱に乗じて拉致されてきた非合法奴隷たち。ニクスによって奴隷狩りをしていた実行犯は殺害され、奴隷商自体もシゼムによって乗っ取られている。フェイによって解放された後は冒険者ギルドで仕事を覚え、南大陸に帰還した。奴隷ではあったが仕事をするために最低限の技術や知識を身に着けており、内乱終結後の南大陸で技術指導を担う事になる。ちなみにシゼムの3人の従者も元奴隷である。



・犯罪組織達


シゼムの父の地元である港町は人と物の往来が激しく、犯罪組織も多かった。しかし、シゼムの父は彼等との関わりを避けており、彼らはある一定以上の影響力を持てなかった。

そこでシゼムの父と敵対する議員と手を結び、町を乗っ取ろうと企む。だが、ギフトに覚醒したシゼムに追い詰められ、苦し紛れに行った暗殺で更なる怒りを買い、幹部や有力者は皆殺しにされてしまう。

さらに残った者達はシゼムに鉄砲玉として使い潰されていった。



・聖女


転生者である教主の幼馴染の恋人。教主を深く愛しており、彼の能力を誰よりも認めている。

彼には能力にふさわしい地位と名声を得て欲しいと願っていた。しかし、2人はお互いを大切に思いながら、お互いが致命的な過ちを犯してしまう。その結果、多くの人を巻き込み破滅してしまう事になる。



  南大陸


・アジェ ロサ グラ


アジェは銀狼族、ロサは虎族、グラは獅子族の族長の一族。素質はあるがまだ若く、本来なら幹部となるには早い。しかし穏健派は初戦で多数の有力者を失ったため、繰り上がりで3人も幹部に昇進し部隊を率いることになってしまった。アジェは冷静沈着で頭も切れるリーダー格。ロサはややミーハーなムードメーカー。グラはフォローに回ることが多い苦労人。3人とも戦士としてもかなり優秀。



・イチョウ


狐族の族長。狐族は獣人としては珍しく魔法能力が高く、イチョウはその中で最も優れた能力を持っている。狐族の魔法は日本の陰陽術や霊能力に近い特殊なもので、彼女は霊視と言う一種の予知能力を備えている。



・メネ


兎族の族長。兎族は聴覚と脚力、そして直観力に優れている。また、兎族は危険を察知するために敵意や悪意に非常に敏感。メネはその能力を生かして斥候の統括を行っている。


・ジンガ


虎族の族長でロサの父。獅子族の族長が戦死してからは穏健派の猫系獣人を1人で取りまとめている。

娘のじゃじゃ馬ぶりに頭が痛い。



・アルゲン


アジェの父親である銀狼族の族長。知勇に優れた穏健派軍の実質的リーダー。ニクスの改革には中立だが、反対派を黙らせるための戦争の継続、ニクスを頂点とした独裁といったやり方に反発して穏健派に所属した。ちなみにライバルである金狼族の長は一騎打ちでニクスに敗れ、彼に従っている。金狼の長は良くも悪くも強い者が正義という思想の持主なので、敗者が勝者に従う事に疑問を持っていない。


・アロザ


竜人族の族長の一族でニクスの弟。戦闘能力は低くないが、竜人族には珍しい頭脳派。族長の一族は大半がニクスに敗れて戦死しており、残った男児はニクスとアロザだけとなっている。姉や妹は多いが男児としては最年少であり、兄ニクスの才覚を認めその思想を受け入れていたため、やや弱気な印象がある。疑似転生によって赤子になったニクスをフィオに託される。



・穏健派幹部たち


獣人社会の変革を目指すニクスに対し、現状の維持を望む保守派達。各種族の族長や年長者が多い。

初戦で実力者の多くがドラゴンに倒されたため、ニクス達過激派に押され続けていた。

中央大陸から帰還した元奴隷たちが持ち帰った技術を目の当たりにした事で、信条としては改革案を受け入れつつあった。しかし、流された血の多さ、粗暴になっていく過激派軍への不信などから対決姿勢を崩すことはできなかった。内乱終結後は穏やかに改革を進めて行く政策を取っていくことになる。



・ブラガ


ニクスの親友にして竜人族屈指の実力者。本来は実直で豪快な武人だが、ニクスのギフトの影響を受けて徐々に人格が変貌した。敗北を知らぬが故にフィオに敗れたことが大きなトラウマとなり、一気にギフトの浸食を受けてしまう。狂戦士と化して暴れ回るがネクロスに敗れる。



・ファグル


蛙族の工作員。人格には問題があるが、工作員としては極めて優秀。穏健派に潜入し内部で離間工作や破壊工作を行っていた。しかし、フィオにちょっかいを出したことで使い魔達の怒りを買う。最後はバイトに生きたまま喰われ地獄の苦しみを味わいながら死亡した。



・竜族


世界樹の存在する聖域の守護を行う聖獣の一種。世界樹の麓の岩山に住まい、高位竜へと進化した長老が聖域へと昇り守護者に加わる。成竜の中で最も強い者が次の長となるが、長が確実に高位竜になれるわけではない。基本的には地上の争いには関わらないが、ニクスのギフトによって20体近い竜達が操られてしまった。中央大陸の神狼、南大陸の長老竜エルダー・ドラゴンと同様に、西大陸には古木人エンシェント・エント、北大陸には巨人族が守護者として存在する。東の世界樹は海中に存在し、グラシアル・ダイバーという白いシャチの聖獣が守護している。



  神族


・放浪の邪神


遠い異世界で誕生し、その義務を放棄した堕神。その中でも積極的に悪事を働く悪しき神。

自分で動くのではなく他者を煽って動かし、それによって引き起こされる混乱を見て楽しむ愉快犯。

神としての力は小さいが、その分狡猾で慎重。本来の世界の神々を出し抜き逃亡、様々な世界を渡り歩いて災厄を振りまいてきた。豊富な経験という武器で若いハノーバスの神を翻弄しているが、同時に慣れからくる油断も抱きつつある。大胆な行動を取ればより楽しめるが危険も増す。しかし、フィオの存在を認識したことで直接手を出したいという願望が大きくなっている。




できるだけ人数を絞って内容も簡潔にしたつもりです。


あんまり詳しく細かくしても読み辛いですよね。


本編読めば解る事ばっかりですし。

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