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好きになりすぎるのは悪いことですか  作者: ネロ
中学時代編

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2/6

「俺なんか…」

いったい、いつからだろう。

誰かから褒められても「いや、俺なんか…」と返すばかりで素直に受け取れなくなったのは。

人間関係で「いつか離れていくかも…見捨てられるかも…」という恐怖を憶えるようになったのは。

自分の行動や存在が周囲の負担や迷惑になっているのではないかと不安を感じるようになったのは。

俺なんかに出来ることとか価値なんてあるのだろうかとネガティブ思考になったのは……


俺の名前は宮川 柊。

自分で言うのもなんだが、俺はスペック的にはそこそこ上位クラスだと思う。

学校のテストは常に5位以内、全国模試の偏差値も65。体力テストは学校全体で1位。

部活でも、バレー部で1年生の頃から試合に出続けて2年生からはチームのエースとして活躍してきた。身長は165cmとそこまで高くないけど、抜群の跳躍力でカバーして闘ってきた。3年生での最後の夏の大会では市大会優勝、地区大会準優勝で県大会にも出場。まぁ県大会では2回戦負けしたけど、中学からバレーを始める人が多いごく普通の公立中学にしては良い成績だろう。

こういうタイプの人間は陽キャというのが常なんだろうが、あいにく俺はそうじゃない。かといって陰キャというほどでもない。クラスではそこそこ馴染めているが、中心にはなれないし、なる気も無い。

俺なんかが中心になろうとしても、この性格的では空気がシラケるだけだろう…


俺が何故こんな性格になってしまったのか。正直言って俺にも分からない。だが、一つだけ原因に心当たりがあるとするならば、かつての親友たちとの関係が薄れてしまったことだろうか。

小学生時代には、確かに親友と呼べる存在が3人はいた。だが、中学入学で人間関係が広がったときに、彼らは新たな深い関わりの友人を作り、そちらとよく絡むようになっていった。

対して俺は、新たに深い関わりを作ることができなかった。ボッチではないが、親友と呼べる存在はできなかった。

その経験が、俺なんか…というネガティブ思考の礎になってしまったのかもしれない…

今となっては、何かが成功しても偶然だ、次も上手くいくとは限らないと思ってしまうのが癖になってしまった。

そんな自己肯定感の低さに苦しみ悩まされながら、俺は日々を過ごしていく……

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