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クッシュン虎徹

どうやら少しウトウトしていたようで ディーヴァに起こされた。


『 スープを持ってきたのだが 』


あ、もうそんな時間?ありがとうと体を起こそうとして


うっ・・・  無理だった。かと言って寝たままだと食べれないし・・・


『 ふむ、少し待っておれ 』


と一旦部屋を出て行き クッション・・・じゃないね虎徹だねそれ。


虎徹を抱えて戻って来た。 虎徹をどうするの・・・


ゆっくりと抱き起して背中にグイッと虎徹・・・


なるほど背もたれに丁度いい。 虎徹重くない?大丈夫?


『 僕平気 主大丈夫? 』


うん、ありがとね虎徹。


お皿を受け取ってスープを食べる。


予め作って置いてよかったよ。具沢山にしてあるからこれだけでも十分だし。


食べている間 ディーヴァはあの後の庭について話してくれた。


雪の妖精が仲間を連れて遊びに来たらしく


大はしゃぎして一瞬暴風雪になったらしい。またテンション上がったのね。


え?冬の精霊が自分もかまくらが欲しいって? ハンモックチェアも?


あー・・・腰が治ってからでもいいかな? ちょっと待っててね。


へぇ、雪押し固めてテーブルと椅子も作ったの。いいね。


皆でおやつも食べれるね、私はかまくらに入るけども。


クッキーとかパウンドケーキとかなら雪の妖精達も食べれそうだし。


ん? 雪だるまを見て冬の精霊も自分の雪像作って行ったの?


凄く美化されていた? どうゆうこと? 元々綺麗だったと思うんだけど。


見たら解る? そっか、治ったら真っ先に見て見るよ。


食べ終わって少しの間窓の外を眺めてた。


冬の夜空って綺麗なんだよね。


残念ながら星座はまったく違う様で解らなかったけども。


星を見ながら眠ってしまったようで、気付いたら横になっていた。


虎徹はちゃっかり私の腕枕で眠っていた。 むにゃむにゃわふっ


はっ・・・この口の動きはっ! だめだめ起きて虎徹!!


『 ご飯・・・ わふっわふっ 』


寝ぼけてる・・・ はむはむはむっ


二の腕咥えないで、はむはむしないで! くすぐったいし!


笑ったら・・・腰に響くのよ! 


はむは・・・ブシュンッ  うぎゃっ!


・・・・ かかったよね鼻水が・・・


「ロゼ? だいじょ・・・うぶじゃないな」


様子を見にきたルシェはなんとも言えない顔になってた。


そりゃね? 虎徹の鼻水顔につけて、腕には虎徹が吸い付いてるんだもの。


私だって好きでこんな格好になってる訳じゃないからね?


「起きろ虎徹、お前はこっちだ」


とずりずり引きずって部屋を出たルシェと入れ違いでクレハがやって来た。


クリーン魔法で綺麗にした後 ホットタオルで顔を拭いてくれた。


「ありがとうクレハ」


『 朝食は我が作ってみた 』


クレハ作れるの?すごいね、ありがとう。


昨日よりは腰も楽なのでゆっくりとダイニングに向かう。


サラダにベーコンエッグ。パンとオレンジジュース。


うん、美味しい! 人に作って貰うと格別だよね。


今日は何をして過ごそうか。


翁にミニ炬燵でも作ってみようかな? 


炬燵布団くらいなら私でも縫えるでしょ。たぶん・・・

読んで下さりありがとうございます。

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