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唐突だよね?

うーん、なんだか疲れが取れてない気がする・・・。


まぁあの状態でリラックスして眠れる方が不思議よねぇ。


ラファはぐっすり眠れたみたいだけど。



気を取り直して着替えて朝食を済ませたら町の散策といきますかぁ。


・・・・・


じっと見つめないでくれるかな?


「着替えるから後ろ向いてくれない?」


『 気にするでない 』


「僕も着替えるし気にしないで?」


2人でニッコリしてないで!ラファおもむろに脱ぎ始めないで!


もぉ!強制的に後ろを向かせようと首をグイグイやってみる。


『 痛い痛い、首が痛いではないか 』


そうでしょうね、わざとだもの。ほらさっさと後ろ向く!


『 気にせずとも・・・ 』


スパコーンッ


『 ぐふっ 』


うん、意外と便利だねこのどこでも片手桶。


その様子を見ていたラファは静かに後ろを向いていた。


最初から素直に後ろを向けばいいのよ。


ふぅ、おかしいな。私こんなキャラだったっけ?


もっと大人しいキャラだった気が・・・しないね。


最初から片手桶投げてた気がする、アハハ・・・



着替えた後宿の1階の食堂で朝食を食べ


部屋で少しくつろいでから町に出掛ける事に。


窓から風景を眺めながらのんびりお茶を飲んでいる。


「ところでさ、ロゼは兄上と結婚するの?」


ぶふっ  ラファ行き成り何を言い出すのかな?唐突だよね?


「いやいや、まだお付き合いも始まってないよ?」


「そうなの? あれ?でも兄上・・・まさか兄上まだ申し込みしてないの?」


「うーん、一応はされて・・・るのかなぁ?好きとは言われたけども」


「兄上・・・ちゃんと申し込みしないと僕が貰っちゃうよ」


貰うとかそんな人を物みたいにって・・・・


「えぇぇ?! ラファ?」


「僕だってロゼの事好きなんだけどな、女性として。

 でも兄上と結ばれるならそれでいいかなって思ってたから

 自分の気持ちを伝える気はなかったんだ。

 でも兄上がちゃんとしないなら、僕にもチャンスはあるかな?」


えーと・・・ 私は今ラファに告白されてるって事でいいのかな?


わぁ人生初のモテ期到来?  ってそうじゃない。


まったくの予想外なんだけども、どうしたらいいのよ。


かといって変に誤魔化すのも・・・よろしくないよね?


だったらありのままを伝えるしかないよね。


「ルシェとはね、お互いを知る事から始めようって言ってるの。

 ほら、私まだこっちの生活に慣れるのに精一杯だし?」


『 精一杯? すっかり順応しておるようだが? 』


えぇい黙れクレハ。


『 ルーシエはだな。自分の気持ちや考えを伝える事はあれだ・・・

  非常に苦手というか下手ではある・・・ 』


うん、それはすごく解る。不器用というかなんというか・・・ね?


「兄上はさ、口数は少ないけど優しいんだよ。

 ちゃんと相手の事も考えれるし、行動力もある。

 まぁ時々 ヌケてるんだけどね」


確かに気遣いのできる優しい子ではあるのよね。間が悪い事も多いけど。


「お互いの事を知るっていうなら僕の事も知って欲しい。

 勿論 兄上がちゃんと告白するなら僕は家族としてでいいし」


『 両者と連れ合うのではいかんのか? 』


はぃぃぃぃ?! 何を言い出すかねこの精霊王。


精霊はどうなのか知らないけどね? 私の世界では一夫一婦なのよ。


複数とか考えた事もないわよっ!


『 そも精霊には婚姻の概念はないのでな 』


なるほど? だからってね?・・・


「両者と・・・でもそれだと・・・いや母上は喜びそうだし

 いやでも・・・兄上と相談か?・・・」


まてまてまて、ラファ落ち着こう?そして私の意見も聞いて?


「一旦それ忘れよう。ね? まずはお互いを知る事からに!ね?!」


で結局この日は食事に出かけるくらいであとは宿でのんびりしてた。


なんか頭がというより気持ちが追いつかない・・・


そもそもね?恋愛とか久しぶりすぎて・・・。


『 ほぉ、久しぶりとな 』


そこ聞き流して!!まったくもぅ・・・


読んで下さりありがとうございます。

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