御茶の楽園
食べ終わった後 町中をウロウロしてるとお茶屋さんを見つけた。
この国では紅茶が主流で当然このお店も紅茶の茶葉を扱っている。
ダージリン アッサム ニルギリ ウバ ヌワラエリア キーモン
私が好きなのはアッサム・ウバ・キーモン。
首都ではウバをあまり見かけないのでウバを買っていくことにしようかな。
とお店のすみっこに手の平サイズの狐がいた。精霊だよね・・・。
こんな隅っこでどうしたんだろう。
『 迷子なっちゃった・・・ 』
えぇぇ、精霊でも迷子になったりするの?!
詳しく話を聞いてみれば・・・
どうやらうっかり輸出用の積荷の中で寝てしまい気が付いたら此処に居たと。
何処の国か解ればそこの船に乗せてあげられるんだけど・・・
それすら解らないって言うのよね、困ったなぁ。
クレハも一応精霊王なんだよね? こう精霊王の力でパパーンと解ったりは
『 せぬな。 そもそも一応とはなんだ一応とは。
ふむ、まだ幼い精霊とみえる。放っておく訳にもいくまいな。
其方、一緒に来るか? 』
まぁ確かに不安そうにしてる子を放ってはおけないよねぇ。
『 一緒に? いいの? 』
嬉しそうにシッポがブンブン揺れている。犬か・・・。
で連れて帰るにあたり名付けをと言われ・・・センスないんだってば。
妲己とタマモしか浮かばない。 うんタマモでいいかな。
『 タマモ! 良い名前ありがとう 』
気に入ってくれたみたいで一安心。これからよろしくね。
とタマモの傍には・・・お茶の楽園がっ!(私にとっては)
凍頂烏龍?! 鉄観音?! 黄金桂!! 普洱に杜仲! 菊花茶に
こ・・・これはスジョンガ!!! 買う!買い溜めする!
スジョンガはシナモンの御茶なんだけどね、美味しいのよー。
しかもティーパックみたいになって売ってるからありがたい。
普洱と杜仲も買って帰ろう。というかこの一角全種買って帰ろう。
スジョンガは大袋を3つ、後は1つずつにしておいた。
お会計をしている時に店主さんが
「時間があるなら港へいってみるといいよ。珍しい魚があがったらしい」
と教えてくれたので行ってみる事に。何だろうねぇ。楽しみ。
美味しい魚だといいなぁ。
キリがよいので短めです。
呼んでくださりありがとうございます。




