表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
73/128

夢でしょ?

どこからどう見ても盆栽よねこれ?・・・


そしてこの老木、たぶん紅葉(モミジ)よね?


確かに助けたいとは思ったけども、こっちに連れて来れたらとか思ったけども!


だからってぼんさ・・・   あ・・・


『 なんだ心当たりがあるのか? 』


あはは・・・ いやちょっとこの老木見て形がお父さんの盆栽に似てるなと


本当に一瞬 チラッと思っただけだよ?


まさか原因それ?! あのほんの一瞬浮かんだだけなのに? 


いやでもそんな不思議魔法なんか・・・・


まさか神様がチートくれたとか? え? マジで?


盆栽に変換させるチートとか?・・・


ちょっと色々思う所はあるけども


この紅葉の老木が助けられたから良しとしよう。なお今後役に立つのかは謎。


さてこの盆栽、何処に置こうかしらね。


取り敢えずリビングの出窓にでも置くかな。



しまった! 他の精霊達は? 無事に来れてるの?


『 案ずるな 皆移動出来て今はこの森で休んでおる 』


そっか、よかった。皆ゆっくり休んで体力回復してね。




そしてその夜 私はなんとも言えない夢を見た。


出でよ杉の木舞い散れ花粉! フハハハハ 痒かろう!もがくがいぃー!


と 顔も知らない王女に向かって叫び高笑いしていたのよ私・・・。


あげくには


天誅! 喰らえ片手桶アターックッ! なんて片手桶投げつけてるのよね。


いったい何の影響よこんな夢。 夢で良かったわよ。


こんなの見られた日には恥ずかしすぎて・・・。



それなのに翌朝


『 あの王女 何者かにボコボコにされたようだ 』


『 謎の病で目が腫れあがってクシャミ鼻水も止まらぬようだな 』


嘘でしょう・・・あれ夢でしょ? そもそも国外に行ける訳ないんだし。


私じゃないわよ 私じゃぁ!


『 フォッフォッフォッフォ 』


フォッフォッフォ?・・・ うわぁ、10㎝くらいのミニ(おきな)! 何故ここに翁が?!


いや待って? 翁って概念がそもそもこの世界には無いよね?・・・


え?まさかこれも私の影響?・・・


コクコク頷いてるね、まじかぁ・・・て事は・・・


『 老公 無事であったか 』


んむんむと頷いてるけど、ねぇ翁。もぅ勝手に翁って呼んじゃうけども。


もしかして私の夢・・・見た?


『 グッ 』


親指立てていい笑顔してるんじゃないわよっ!何でそのポーズしってるのよ!


え?翁の仕業なの?! そんな凄い事できるの?! ちょっと答えてよ!


『 フォッフォッフォッフォッフォ 』


駄目だ、これ以上突っ込んだら負けな気がする。何にかは知らないけども。


うん、朝食にしよう。甘めのカフェオレ入れて・・・



そんなこんなでドタバタ騒がしく、 気が付けば短い秋が始まった。


ドタバタしてるのはロゼさんだけな気がしなくもないです。


読んで下さりありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ