凄いと思ったらまた寝言だった
朝は簡単にフレンチトースト!
この世界にちゃんと卵があってよかったぁ。ちょっと大きいけど。
よくコカトリスもどきだったり
生食には向いてなかったりって小説だと書いてあるけどそこは安心。
生食可能だし、鶏だったし。やっぱりちょっと大きいけど。
新鮮卵が食べたいし、そのうち2~3匹飼ってもいいかもだね。
ハードパンを厚切りにして卵液に浸してバターでジュゥッ!
うん、美味しそう。 ハチミツをたっぷりかけていただきまぁ・・・・
『 よい香りがするな 』
ひぇっ ディーヴァ行き成り現れないで! しかも顔近いからっ!
じっ・・・と見つめないで、食べづらいじゃない。
『 じぃーーーーーーっ 』
解ったわよ、作るわよ。 ちょっと待ってて。
『 じぃー・・・ 』
『 キュルルッ 』
はいはい、手の平ーズもね。
ん? 今のキュルルッってまさか・・・
『 お腹鳴ったでしゅ 』
精霊もお腹鳴るのね・・・
まぁフレンチトーストは簡単だからね、すぐ出来るわよぉ~。
人数分焼き上げて 皆でいただきまーす!
うん、やっぱり美味しい。
『 美味だな 』
ディーヴァは満足げに微笑んでいる。
手の平ーズは無言で食べている。ちょっと鼻息が荒くなってるのは何故。
洗い物は今回も手の平ーズがやってくれた。
そして荷解きの続きは思ったよりも早く終わった。
作り付けクローゼットが広くてちゃんと引き出しもあったのよ。
だから収納しやすかったし
キッチン周りや洗面台周辺も収納棚や籠付きラックが設置してあった。
凄いねディーヴァ。よくこんな新設設計に出来たね。
『 ロゼが寝言でだな、説明してくれたぞ 』
あぁぁ、また寝言でですか! そうですか。
って寝言聞くってそれ寝てる間に来てるって事?!
えぇぇ・・・それはどうなの?
『 気にするでない 』
するわよ! まったく油断ならないんだから・・・
ランチも簡単にパスタで済ませ(勿論ディーヴァと手の平ーズも一緒)
森に(と言っても家の周辺だけど)花の苗を探しに出かけた。
あ、スズラン! あっちにはクレマチスが! おぉこっちにはルピナスが!
コデマリにブルーサルビア! カスミ草もあるじゃないー!
やだジャスミンが! 幼木どっかにないかな。
『 ロゼ 少しは落ちつかぬか 』
ハッ・・・ ついはしゃいでしまったよ。アハハ・・・
根を傷つけないようにそっと掘り出していく。
森に影響がないように、2株ずつ。 大事に育てれば増えていくしね。
掘り出した場所には 用意しておいた堆肥を少し入れておく。
ちょっとしたお礼替わりにね。豊かな森だから必要なさそうだけど。
ほら、気持ちよ気持ち。だから栄養過多にならない様に本当にちょっとだけね。
ジャスミンの幼木を見つける事が出来なかったのは残念だけど。
それでもそこそこな数の花は確保できたと思う。
今日はたっぷりお水をあげておいて明日植えようかな。
『 僕運ぶね 』
今日も虎徹はフランダースばりにプチ荷車を引いてくれる。可愛い。
呼んで下さりありがとうございます。