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ちまっ ちまちまっ パート2?

森の中を進んで行けば やがて泉が見えその横に


我が家となるログハウスと迎えに出ているディーヴァが見えた。


『 よく来た、待ちかねたぞロゼ 』


そっと手を添えてナディから降ろしてくれた。


「ディーヴァ、色々とありがとう。これからよろしくね。」


ディーヴァが優しく微笑んでくれる。釣られて私も微笑み返す。


なんだこの照れ臭いシチュエーション。


手の平ーズが自分達も居るよと足元に擦り寄って来る。


 モフモフ スリスリ モフスリ 可愛い。 なでなで・・・


ってそうじゃない。先に荷物運び入れなきゃ。


『 手伝うよ 』


『 よ 』


え?気持ちはありがたいけどそのサイズじゃ無理でしょ。


と普通思うよね、思うでしょ?


キラッと光ったと思ったら人型になってたわぁ・・・。


うん、2人共美少年・・・3人だったかぁ・・・ナディもかぁ。


『 これなら大丈夫でしょ? 』


『 でちょ? 』


『 僕 頑張る 』


人型になってもヴィーはやっぱり幼児言葉なのね・・・


可愛いからいいんだけども。


『 どれ、我も手伝うとしよう 』


え?いやディーヴァ 精霊王よね?仮にも精霊王に手伝わせられないよ。


『 気にするでない。手分けする方がよかろう。

  我らで運ぶ故ロゼは仕訳と収納をすればよい 』


うん、まぁ確かにその方が効率いい気もするけどなんだか申し訳ないような。


『 我らがやりたいのだ 』


そう微笑まれたらお願いするしかないじゃない。


「じゃあお言葉に甘えるね。ありがとう」


確かに食器や日用品は使う本人が収納する方が便利だし。


下着なんかは見せられな・・・ ハッ! 虎徹?!


『 案ずるな 虎徹が悪戯出来ぬよう箱に施錠しておいた 』


ほっ さすがディーヴァ!


その虎徹はと言うと ちゃんとテディベアとかクッションを運んで・・・


テディベア?・・・何故テディベアが?・・・私選んでないよね?


『 ディアが主にって入れてたニャ 』


『 寂しくないように って言ってた 』


なるほど、ディアの気遣いかぁ。ありがとう。でも大きくないかなそれ。


虎徹と同じくらいあるじゃないよ。 まぁいいか。


確かに存在感あって寂しくはなさそう。



気が付けば夕方になっていて片付けも粗方終わったし


今日はここまでにして簡単に夕食を作る事にしたんだけど・・・


しっかりとお弁当っぽいバスケットが入っていた。


アルテイシアさんかな?と思ったら侍女さん達からだった。


今日はお疲れでしょうからとメモも添えられてあった。


さすが侍女さん気使かいの女! 素直に嬉しい、ありがとう~!


『 僕 帰る また明日 来るね 』


ナディも気を使ってくれたのか今日は大人しく帰って行った。


マルスとヴィーも疲れたみたいで帰って行った。すぐ隣だけど。


ディーヴァは一緒に夕飯を食べてから帰ると言った。


デザートに桃のタルトが入っていたのよね。


夕飯というよりもデザート目当てでは?目が輝いてるもの。


以前食べた時に私が桃を好きと言ったのを覚えていてくれたんだろうな。嬉しい。


『 人の作るデザートは旨いと聞いたのでな 』


ディーヴァは子供の様にワクワクした目をしてた。


あぁそうか。普段は人が作ったものを余り食べる機会がないのかぁ。


でもこれからは機会が増えそうね。


『 んむ。ロゼの料理 楽しみにしておる 』


ナディや手の平ーズも食べに来そうよね?


あれ? 一人暮らしのはずじゃ?


なんか賑やかな食卓が頭に浮かぶんだけど気のせいよね?


バスケットの中身を取り出してテーブルに並べる。


ちまっ ちまちまっ


ん?・・・ いつのまに手の平ーズ!! あれナディもいるじゃん!


帰ったんじゃなかったの?!


『『『 ご飯に呼ばれたきがした! 』』』


呼んでないから! ご飯は喋らないから!!

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