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虎徹っぽいのを?!

ウッドデッキの反対側には庭用のスペースが整地してあった。


『 育てたい物があるのだろう?

  花と薬草用、野菜用に別けて用意しておいた 』


うんうん、ハーブと野菜は離して植えないとだからね。


さすがディーヴァ! 


引っ越す前に苗を手に入れて植えておきたいな。


『 ふむ、では用意するか? 』


「ううん、これは自分で選んで植えたいかな。

 その方がね、愛着がわくのよ 」


『 なるほど、愛着か。承知した 。

  だがな、1本だけ我も選んで植えてよいだろうか。 』


「 何を植えたいの? 」


『 トウヒをシンボルツリーにと思ってな

  さすがにこれはロゼでは運べまい 』


トウヒ・・・なんだっけ? 


あ! マツボックリの木! クリスマスツリーにもなるやつだ!


うん、無理無理! 若木や幼木でも無理! 


て事でディーヴァにお願いする事にした。


一通り見学し終わり帰路に就く。


ちゃっかり手の平ーズも一緒に・・・


君達の家はあの泉じゃなかったのかな?


『 ・・・ スリスリ 』


『 しゅりしゅり 』


うん、諦めよう。今帰れと言ってもどうせ夜にはベットに居るんでしょ?




そして夕食にて・・・


「私も見たかったわぁ~」


「そうだな、私も一度は見ておきたい」


3兄弟も頷いている。


今回はそれぞれ用事があって一緒に行けなかったのよね。


1人で大丈夫かと皆心配したけどディーヴァの案内だから心配なかった。


苗を手に入れたら一緒に行くのもいいかもしれないね。


カーテンや食器などは近い内に町へ見に行く予定。


家具はオーダーメイドになるらしい。


確かにオーダーメイドなら愛着も湧くし長く使えそうだよね。


だったらイメージを伝えやすいようにイラストを描いておこうかな。


夕食後リビングで皆の注目を浴びながら描く事になるとは思わなかったけど。


どうゆうデザインなのか見たいと言うんだもの・・・


描き終えてからじゃ駄目なのかと聞いたら


『「「「「「 描いている所も見たい! 」」」」」』


と声が・・・ あれ? 若干1名違う声が・・・ ディーヴァもだったかぁ。


そんなに上手じゃないんだけど、まぁイメージが伝わればいいんだし。



描き上げたのはベット。


ヘッドボードは少し大きめの半円に猫耳を付けた。


フットボードとサイドレールには猫足の飾り彫りが欲しい。

無理そうならペイントかな。


床板は通気性を考えてすのこ状に。


色はダークブラウンがいいなぁ。


「ロゼ姉様、これ私も欲しい。可愛い~。」


ディアはすっかり気に入ったようだ。でもロゼ、今使っているベットがあるよね?


「ヘッドボードだけ取り換えればいいだろう。

 今のヘッドボードはサイドテーブルにでも作り直せばいい。」


「いいの?お父様大好きっ!」


ディアに抱き着かれてバルドさんはデレデレである。


そんな様子を見ながらアルテイシアさんが放った一言。


「私は犬がいいわねぇ。虎徹みたいな。」


はい?! 虎徹?! 難易度高くないですかね!!


「難しいかしらぁ?」


いや描くのはね、別に難しくはないのよ?


でもね?作る職人さんがすっごく大変だと思うのよ・・・。


て事で あれこれ考えた結果 

アルテイシアさんのヘッドボードにステンシルで虎徹っぽい柄を入れる事に。


「すまんなロゼ。ちゃんと手間賃は払うから・・・」


喜んでもらえるなら、まぁいいんだけども。


染料というか塗料用意しないとだね。ちょっと楽しみ。




読んで下さりありがとうございます

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