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さすがは精霊の森

虎徹のせいでなんとも微妙な空気になったけど・・・


そんな雰囲気はなんのその。


すぐに私のテンションは上がっていった。


ティーツリー・ユーカリ・サンダルウッド・ジャスミン・イランイラン 


ジュニパーバリー・サイプレス・金木犀・銀木星・沈丁花・木蓮


ニーム・レモン・オレンジ・ロウバイ・肉桂 etc


原産国とか季節とかフル無視な状態で 色々な樹木が混在してるのよ!


混在してるから匂いが混じりそうって思うじゃない?


それがちゃんと適度な距離があいてるのよね、不思議と。


さすがは精霊の森!


これアロマエッセンスやオイル お香とか作れそう。


ポプリやサシェでもいいな。


先日町に行った時にも探しては見たんだけど無かったのよね。


マリーさんに聞いてみたら、香水以外の香りを楽しむ物がないみたいだった。


じゃぁ自作するしかないよね。 うろ覚えだけども!


切り花でも楽しめるだろうし、1人暮らしを始めたら庭に植えるのもありよね。


どんな庭にしようか、何を植えようか。


そんな事を考えて わくわくが止まらない。


今日はサンダルウッドの木片と肉桂を少しだけ拾って帰ろうかな。


肉桂があればシナモンティーやチャイが作れるし。


サンダルウッドは香りが楽しめる。 私が一番好きな香りでもあるし。


「楽しんで貰えているようだな」


「うん、凄く楽しい。私にとってこの森は宝の宝庫だよ!」


そう 森林浴効果? ただ散策するだけでも癒されるし楽しいのよね。


1人だと迷子になりそうだけれども・・・


「そろそろランチタイムだ。泉に向かおうか」


「あら、もうそんな時間?」


楽しいとつい時間が経つのを忘れるよね。


泉に向かいながらも 当たりの木々は私の目を楽しませてくれる。


だからちょっと浮かれてたんだと思う。


べふっ


小振りな倒木に躓いてルシェの背中にダイブしちゃった・・・


「ご・・・ごめんっ」


「大丈夫か?」


そう言って手を差し出された。 この手はなに?・・・


『 主 鈍感 』


え? なによ虎徹。どうゆうこと?


『 手繋ぐ 主あぶなっかしい 』


あ、そうゆう事!



手?! 繋ぐのぉぉぉ?!


「どうした?」


そうよね。他意はないよね。ここで変に意識するほうが変よね。


「ありがと」


ちょっと照れ臭いけど なんでもないです! て顔を・・・出来たと思いたい。


お陰でその後は躓く事も無く、無事泉に辿り着けば


「 うわぁぁぁぁ 素敵!! 」


なんとも言い難い景色が広がっていた。


さすがは精霊の森(二回目)

読んで下さりありがとうございます。

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