表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/128

夢が壊れちゃう

衝撃過ぎてベットからズリ落ちたせいで、ハイディアさんも起きてしまった。


なのに当本人 虎徹とナディは熟睡中。


ハイディアさんは「牛と犬だし大丈夫じゃないかしら?」と言っていたけど


朝食後アルテイシアさんに みっちりと怒られていた。


虎徹は「なんでだめなの?」みたいな感じでションボリ。


ナディも首を傾げていた。


無断でコッソリベット進入は駄目だと思うの。特にナディは!


『 牛 だめ? じゃあ人 なる 』


え?・・・


ポワンと光ったら牛から美少年の姿に変わっていた。


うん、それはそれで駄目な気がするよナディ。


どうやらナディは本来牛ではなく人形(ひとがた)らしかった。


なんか気を付けなきゃいけないことが増えた気がするのは気のせい?


気のせいだと思いたい。でもきっと気のせいじゃないと思う・・・





ナディは虎徹と散歩に出かけて行った。


翡翠は部屋でのんびりゴロゴロ。さすが猫。


私はまだ体のアチコチが痛いので(特にお尻)


図書室でのんびりと本を読む事にする。


先日気になった魔獣について、解かりやすい図付きの本をみつけたのよね。


ふむふむ


魔獣と言ってもゲームや小説に出てくるようなのとは違うのね。


魔力が高い獣の総称みたい。


めったに人も襲わないし、ペットとして買われてる種もいるみたい。


へぇ~、いつか見てみたいなぁ。


『 もぉ見てるニャ 』


うぉっ 翡翠いつの間に。


もぉ見てるっていつ? 何処で?


『 主 ニブちんニャ 』


ニブちんって・・・


『 虎徹も私も魔獣だニャ 』


へ?・・・


マジかぁぁぁ、えぇぇぇ いつからそうなった!


保護した時は普通だったよね? 普通の子猫だったよね?


あ、あれか。こっちに転移したから?!


『 そうだニャ。だから主とも喋れるニャ 』


なるほどと納得してしまった。


精霊の愛猫とか愛犬じゃなかったけど


まぁそれもなんか違うとは思うけども 魔獣かぁ。 魔猫? 魔犬?


・・・・


さすが私! センス無っ!


あれ? て事はさ。 虎徹も翡翠も魔法使えるの?


『 生活魔法は使えるニャ 』


えー・・・ ずるくない? 私使えないのに。


『 どーんまいっ だニャ 』


ちょっと得意そうな顔してるね翡翠さんや。


なんか腹立つんですけどぉ?・・・


まぁ気にしてもしょうがないから 本の続きを読むことにした。


哺乳類系 爬虫類系 鳥類系 へぇ水中生物系も居るんだ。


人魚っぽいのもいるのかな、お? いた!


って・・・うわぁ・・・。


童話とかの人魚ってよりも・・・


ホラーちっくな 昔の日本画に書かれてそうな・・・人魚ってより魚人?


世の少年少女にこれ見せたら駄目なきがする、夢が壊れちゃう・・・。

読んで下さりありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ