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ドタバタはたまに?・・・

いよいよ結婚式当日になってしまった。


婚約宣誓の時の様に朝からエステフルコースを受けて


薄化粧をほどこしてもらいドレスを着せて貰う。


やっぱり自分には見えないんだよねぇ。


いいお値段がするので、うちには置いてないんだけど鏡


やっぱり置くべきかなぁ、悩ましい。


「綺麗だ」


ルシェにそう言われ花冠をのせて貰う。


「ルシェも・・・かっこいいよ」


そう言いながらブートニアをルシェの胸ポケットに差し込む。


うわぁなにこれ。自分で言っておいてあれだけども、歯が浮きそう!


恋愛慣れしてないから、こういうのに慣れてないのよ・・・


慣れ過ぎてても嫌だけども。


「皆が待ち構えている、行こうか」


「うん」


エスコートされて玄関の外に出れば ワァーっと歓声があがる。


街の人達が集まってくれているのよ。


口々におめでとうと声を掛けてくれる。嬉しいけど恥ずかしい。


「お姉さん、綺麗だよ!おめでとう!!」


あ、テオくんだ。ラダさんも一緒に来てくれてる。


「本日はおめでとうございます」


ボブさんも来てくれたのね。牧場の皆さんも一緒に。


お肉屋さんのご夫婦も、パン屋のお姉さんも・・・皆が祝福してくれてる。


感極まるってこういう事なんだろうか、ヤバイ泣きそう・・・


「ロゼ、泣くのはもう少し我慢だ」


うぅ・・・解ってるよ。



「本日より俺達は夫婦となる。

 これまで同様よろしく頼む」


みじかっ、思ったより短い挨拶だったけどいいのかなそれで・・・


ん?じっとこっちを見つめてどうしたの?


はっ、私も挨拶?  するのぉ?・・・


「えと・・・今後とも宜しくお願いします?」


わっと拍手が起こりちょっとビクッとなってしまった・・・


「さぁ皆。遠慮なく食べてくれ。

 一部の菓子はロゼの手作りだ」


いやそれ言わなくても・・・まぁいいか。皆が喜んでくれてるし。


お祭りの時みたいに立食形式にしてよかったよ。


あ、人ごみに紛れて翁が・・・カナッペを背負っている? ぶっ


ディーヴァとクレハは魔王なエルフと一緒に木陰で優雅にプチフール食べてるし!


よくよく見ればあちこちに妖精が隠れてるし!ポチくんとポチくんママも居るし。


ちゃっかり皆食べ物持ってるし! あ、フラウと目が合った。


『 私達からのお祝いよ 』


ふぁさぁと辺り一面に色とりどりの花びらが降り注いだ。


綺麗~。 皆も綺麗だと感動してるみたい。ありがとうねフラウ。


『『 では我らからも 』』


待った! それは後でにしよう?


精霊王が此処で何かやったらかなり目立つと思うのよ? ね?


『『 駄目か 』』


お願いだから今は静かに目立たないように・・・ね?


仕方あるまいと渋々納得はしてくれたけど・・・


と別の方からどよめきがあがったので見てみれば・・・


ぶふっ・・・シャンパン吹いたわよ。もったいない・・・


バルドさんとラファがね? やってるのよファイアーサンスを。


まぁ翁に習ってたから余興みたいな感じでやるのかなとは思ってたわよ?


でもね?でもだよ? 何故そこに王子くんと魔王なエルフまで入ってるかな?


止めようよ王妃様もポチくんママもトマスさんも・・・


駄目だ喜んでるよ王妃様とポチくんママ・・・


え?次回はトマスさんもやるって? いやいやいや・・・


なんだろうさっきの感動と涙どっかいっちゃったよね・・・


『 でも主 こんなドタバタ 主っぽい 』


えぇー・・・それはどういう事かな虎徹


『 主の周りいつもドタバタしてるニャ 』


いつもじゃないよね? たまに・・・だよね?


え?ちょっと虎徹も翡翠も顔そむけないでよ! えぇぇぇ・・・

読んでいただきありがとうございます。


ロゼの性格上ロマンチックなムードが無理でした(苦笑)

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