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急にだよね?

私が倒れたから皆凄く心配してくれたけど


知恵熱だと解ったら皆して大笑いしてた。ええ、十分に笑って?


私だってまさかこの齢で知恵熱出すとか思わなかったし!!



翌日には回復したからいいんだけどね?


でもバルドさんは結婚式は誓いの言葉とか省略しようといいだしたのよね。


「ロゼがまた熱をだしたらどうするんだ!」


「そうよねぇ、婚姻の宣誓はなくても仲が良いのは皆知ってるし」


小恥ずかしい思いしなくてもいいのは嬉しいけども、ルシェはそれでいいのかな?


「かまわない」


そっか、じゃぁその方向で・・・



そしてすごーくすごく急に、本当に急に!


来月のルシェの誕生日に結婚式を挙げる事に決まった。


何故そうなったか?


留守の間に挙式とか見れないから嫌だとラファが言い出して、


王子くんと王妃様がラファのお迎えを口実に参列したいと言い出して・・・


そう、ラファの1つめの留学先が王子くんの所だったのよね。


あげくには魔王なエルフまで参列するって・・・何故に?と思ってたら


魔王なエルフは深森の国の王だったらしくラファの2つ目の留学先だったのよね。


つまりラファの留学の打ち合わせを手紙でやり取りしてる時に


バルドさんがルシェと私の結婚式の報告までしてくれちゃったのよ。


もぉそれいらないと思うんだけど?・・・



とにかく急に決まったものだから・・・


ドレスは1から作るのでは間に合わないから婚約宣誓の時のをアレンジする事に。


花冠はフラウと妖精達が張り切って作ってくれると・・・


結婚指輪の概念がこの世界にはないので指輪は婚約指輪だけでいいらしい。


すでに皆の指に填まってるしね?


とは言え、私の知る結婚式とは少し違うのよね。


どちらかと言うと披露宴に近いかもしれない。


うん・・・町の人達も屋敷の前に集まるんだって・・・(トオイメ)


気分はもぉ動物園のコアラやパンダよ。完全に見世物じゃん、恥ずかしい。


「大丈夫だ。ロゼは俺の隣で微笑んでいればいい」


ははは・・・ひきつった笑顔にならないよう頑張るよ・・・


でもそうだな。せっかく町の人も集まるなら私も何かおもてなしをしたいなぁ。


町の人も皆親切で、私の事も詮索とかせずにアッサリと受け入れてくれたし。


うーん・・・プチフールでも作ってみようかな。


一口サイズだし色々な種類を用意すればきっと喜んでもらえそうだよね。


タルト生地だけ焼き上げておけば当日クリームとかフルーツ乗せるだけだし


ケーキのスポンジも前日焼けばいいし。後は男性向けにカナッペも用意しておこう。


よし、そうしよう! 


『 僕 テリヤキがいい 』


『 テリヤキテリヤキ 』


『 プリン 』


君達本当にテリヤキ好きだね?・・・


でもそれは夕飯の時とかにね?



それにしても最近 アレコレと急に進んでいくよね?


まぁ善は急げとか、結婚は勢いも大事とか言うけどさぁ。


もう少しのんびりとしたいんだけどなぁ私・・・

読んで下さりありがとうございます。

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