本を読むのは楽しい
今日は早速 図書室に来ている。
3兄弟もこの図書室で家庭教師と勉強中との事。
この国は人口も少な目だから 当然子供の数も少なくて
一般的には読み書き計算が出来ればよいのだそう。
だから学校自体が無いらしい。
それでも3兄弟は王家な訳で 将来的に交易とか国交とかも関わる訳で。
家庭教師を招いて 小難しい事のアレコレを習っているらしい。
だったらルーシエくんとラファイエくん
男の子2人だけでも良くない?と思ったけど
ハイディアさんも近隣の国へ嫁ぐ可能性があるから勉強は必要なんだそうだ。
チラッと参考書を見せてもらったけど、私にはサッパリ解らない。
頭から煙が出るレベルだった。 うん頑張れ3兄弟!
他の国はどうなんだろう?と思って聞いてみたら
人口の差はあれど どこも教育関係は似たり寄ったりらしい。
国ごとに大まかな特徴や産業が別れているから
この大陸に関しては旨い事釣り合いが取れていて良い関係が築けているみたい。
うんうん、平和的なのが一番よねぇ。
さて 私も邪魔にならない位置で本を読もう。
本を読むのは苦じゃない、むしろ好きだ。
電子書籍よりも紙の書籍の方が読んだ!て感じがするから
この世界の本は当然紙でありがたい。
小難しい事や数字は苦手だけど 興味を持った事に関して調べる事は好きだし。
だからまずは 動物に関係する物から手にした。
小さな子でも読める絵本タイプの動物図鑑。
いやこれ 侮れないのよ。 何気に解り易くて詳しく載ってるんだもの。
絵があるってのがいいよね!
なるほどなるほど
牛とか馬とか家畜系は 見た目だけなら似てるのね。
ただ 時々 魔物との交配種って文字が見える・・・
魔物・・・居るんだ・・・。 後で魔物図鑑も探してみよう。
会話が出来てたから大丈夫だとは思ってたけどちゃんと文字も読めたし書けた。
自分では日本語を話して書いてるつもりなんだけどね?
あれですかね? 転移特典の自動変換。 まぁなんでもいいか。
「 ・・・ゼ。 ロゼ! そろそろランチにしない?」
ハッ! もうそんな時間? ついつい夢中になっちゃってたな。
3兄弟に誘われて ランチはお庭のガゼボで食べる事になった。
うん、お天気もいいし風も気持ちいいもんね。
お庭はアルテイシアさんが拘ってデザインしたらしく
イングッシュガーデン そうピー〇ーラビットが居そうな庭なのよ!
こうゆう素敵な庭を自分でも作りたかった。
「ロゼの目がキラキラしてるな」
「ああ、母上が今のロゼを見たら喜びそうだ」
「私はあまり詳しくないのよ。
お母様きっと話出したら止まらないわね」
皆で笑いながら食べたランチは とっても美味しいショートパスタだった。
是非とも作り方を教えていただきたい!
ランチの後に少しだけ休憩をして、再び図書室へ。
この国の地図と各町の特産品や特色が載った本を見比べる。
人口が少ないだけあって 町の数も少ない。
小さな島国だから と言っても大きさ的には四国ぐらい?
酪農と農耕が盛んな国だからイメージとしては北海道?
乳製品が豊富なのは嬉しい、正直かなり嬉しい。 乳製品LOVE!!
明日行く牧場ではどんな種類のどんな子に逢えるのか。
私はわくわくしながら ノートに気になるアレコレをメモするのだった。
読んで下さりありがとうございます。




