至らせ剣士は魔法使いの男の娘 -酔いどれエルフの謡う詩-

1人の吟遊詩人が謡い始めた詩歌はごく平凡な男の娘のお話。

魔法が使えない魔法使い男の娘ルシアは小柄で力もない。
ルシアの生きる目的は父への復讐。

村を追われたルシアは、少女と偽られ妓楼に売り飛ばされた。
そこで出会う、うつろな目をした高身長の褐色エルフ。
彼女は不思議な技術を披露する。

かかわり合う人々の心に触れ、揺れ動く心情。
旅や戦争を通して少しづつ成長し、母の遺言について考える。
そして、ルシアは英雄たちと旅をする。

全ての果てに、詩人の真意にたどり着く。