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暗証番号




「新車のナンバーこれでいい?」


 夫となったばかりの人が訊いてくる。私の誕生日だ。




 そういえば、私の暗証番号は――


 未練があるとかじゃなく、生活に馴染みすぎてて。


 変えることすら思いつかず、思い出せもしないほど、

 吹っ切れててごめん。




 嬉しそうに笑う夫が、あの日の私で。


 なんだか愛おしかった。








 ……ちなみに私の諸々の暗証番号は、まったくなんの意味もない数字の羅列です。情緒がない笑。

(小説はもちろんフィクションですけど、しかし我が家の車のナンバーは私の誕生日だったりします……恥)


 なろうのUI変更後、無事に投稿できました! お読みいただきありがとうございました。



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― 新着の感想 ―
[良い点] 「嬉しそうに笑う夫が、あの日の私で。」のところが印象的です。 あの日の自分も、誰かの誕生日を。もう吹っ切れててごめん、と心の中にささやきつつ、今はそれも大切な想い出なのかな、と思いました…
[良い点]  温かみのある幸せなお話に、ほわっとします。 [気になる点]  けれど身バレに絞られてしまう怖さを仄かに感じるお話でもありますね。
[一言] 無事投稿おめでとうございます。 暗証番号悩みますよね。一つは危ないと、いくつか作っていると自分が弾かれる事態にΣ(゜∀゜ノ)ノ 旦那様から大切なものとしてナンバーをもらった彼女はちょっとくす…
感想一覧
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