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妃が毒を盛っている。  作者: 井上佳
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番外編7(妖精王探し〜ビット国編〜)




~妖精王探しビット国編~

エルメンヒルデと愉快な仲間たち




エルメンヒルデ「今回も見つからなかったわね。残念だわ。」



グレータ「そうですね……ここビット国は、この国ならではの工芸品がたくさんあるのですよね?」



エル「ええ、そうね。」



グレータ「でしたら思う存分お買い物を。」



エル「そうね。……ありがとうグレータ。」



ヴィリ「海行きましょうよ、海。」



イーナ「これ以上暑くなるのは無理ー。」



エル「イーナは宿で休んでて。お土産買ってくるわ。」



イーナ「ありがとうエル様ー。」



ヴィリ「お嬢、水着着ましょうよ水着。」



グレータ「ヴィリ。」



ヴィリ「いいだろ? ここに来たら、泳がなきゃ!」



エル「水着ね。資料では見たことあるけど……。」



グレータ「あのようなものを着て人前に出ては危険です。」



ヴィリ「大袈裟だなぁグレータ。海に行きゃあ皆あの格好なんだから、気になんないだろ?」



エル「それもそうね。ここの人たちは普段から海で着ているわけだし。」



ヴィリ「そうそう。」



グレータ「エルメンヒルデ様っ」



ヴィリ「ってことで。お嬢に似合いそうなの用意しときました。」



エル「あら、準備がいいわね。」



ヴィリ「お嬢の緑銀の髪に合わせた緑のワンピースタイプと、これは海とハルトヴィヒ殿下の瞳の色をイメージした青ですね。でも、白い肌に意外と似合いそうってかめっちゃエロくなりそうだからぜひ着てみてほしい黒いツーピースもあります!」



グレータ「ヴィリ!」



ヴィリ「あ、グレータにはこれな。絶対似合うから。着て着て。」



グレータ「え、私のも?」



ヴィリ「大丈夫だ。護衛は俺と筋肉がいるから。」



エル「そうね。グレータも一緒に。」



ヴィリ「な!」



グレータ「……ありがとう。」



エルナ「お手伝いします。」



エル「ええ、ありがとう。」







ヴィリ「…………女神……っ!!!」



イーナ「泣いてるし。」



グレータ「ほ、ほんとうにこの格好で行くのですか?」



エル「あら、あなたも似合ってるわよ。」



グレータ「……ありがとうございます。」



エル「そういえばディルクの姿が見えないわね。」



イーナ「さっき、安全確認で先行ってるって出てったよー。」



エル「そう、では行きましょう。」



イーナ「いってらー。」




上着を羽織って宿のプライベートビーチへ行ったエルメンヒルデたち。バーナナの果実を模して作られた海で浮かぶバーナナボートに乗ったり、海に潜るシュノーケリングをして色とりどりの魚と戯れたりして楽しんだ。




ディルク「やっべーなこれ、楽しいぞ!」



ヴィリ「なんでお前まで水着なんだよ。」



ディルク「ん? まあ俺は筋肉でなんとでも出来るからな! 一緒に遊びながら護衛だ!」



ヴィリ「ええー……ずりぃ。」




女神エルメンヒルデと引き締まったボディを惜しげもなく披露しているグレータ。


プライベートビーチといえど、宿の客はほかにもいる。


エルメンヒルデに向く視線からも護衛するのが大変すぎたのでもう行きたくない、とのちにヴィリは語った。










(真夏の気温の海岸で、ひとり暑苦しい格好して周りを睨みつけていたんだろうね。お疲れさまヴィリ!)





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