表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妃が毒を盛っている。  作者: 井上佳
40/50

番外編3(護衛たち)




~ある日の護衛たち~




イーナ「もぐもく」



ディルク「お、何食べてんだ?」



イーナ「(もぐもぐ)たこ焼き~」



ディルク「たこ、タコが入っているのか?」



イーナ「(もぐもぐ)うん。」



ディルク「たこは筋肉生成に不可欠なタンパク質が豊富で、疲労回復にも効くんだよな! 一個くれ!」



ヴィリ「まあ待てディルク。タコは筋肉にいいかもしれないが、まわりの部分は小麦粉だ。炭水化物だぞ。」



ディルク「なにっ、そうなのか!」



ヴィリ「ああ。しかもカリッと油で揚げて作っているものだから、カロリーも高い。」



ディルク「それは、危険な食べ物だな。」



イーナ「おいしーよー?」



ディルク「い、いや。俺はやめておく。」



ヴィリ「そうだな。筋肉のためには止めておいたほうがいいだろう。」



ディルク「ああそうだな。ありがとよヴィリ。」



ヴィリ「なんの。」



イーナ「あ、行っちゃった。」



ヴィリ「俺たちで食おうぜ。」



イーナ「やった。食べる分増えたー。」



グレータ「ヴィリ、エルメンヒルデ様のお土産は? たこ焼き買ってきたって言っていらしたけど。」



ヴィリ「あるぜー。」



イーナ「はい。」



グレータ「ありがとう。あら、そっちは?」



イーナ「ハイノとディルクの分。」



グレータ「食べないの?」



イーナ「ハイノは研究中だから声かけてなーい。ディルクは――」



ヴィリ「筋肉によくないって言ったらどっかいった。」



グレータ「あなたたち……。」







ハイノ「ねえ、たこ焼きあるって姫様に聞いたけど。」



ヴィリ「いつの話してんだよ。」



イーナ「もう食べちゃったよ?」



ハイノ「なんでだよ!」











(護衛たちの間でお土産の横取りは、よく行われているようです。まあ全員分あるんで食べるときは皆食べますが、ちょっとした悪戯で食べ逃すこともあります。)






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ