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第十五話

水晶の補助の力もあって曖昧なイメージでも水晶の色を変化させることが出来ていたのだが水晶なしで魔法を発動させるというところで躓いていた。

今はイメージを補完すべくセルゲンから実演を交えながら座学の勉強中だ。

まずは1系統使えるようになろうということで水について学んでいるところだ。

水魔法は攻撃系の魔法としては微妙とのことだが回復系の魔法としては優れている。

回復系の魔法として一番優れているのは光魔法なのだが適正を持つ人が少なくセルゲン自身が使えない為、教えるのは難しいとのことだった。

話題は変わるが皆さんは水についてどれぐらい知っているだろうか?

常温の時は液体としての性質。

冷えて固まれば固体としての性質。

熱を加えて沸騰させれば気体となる。

使い方次第では様々なことが可能になるとのことだけどこれが中々に難しい。

魔法の発動をサポートしてくれるという詠唱も習ったのだけど発音することが出来なかった。

ほとんどの人が発音出来るとのことだが無理な人も一定数いるらしい。

そういった人々は魔法を諦めるパターンか突き抜けて優秀な人かの2パターンらしい。

後者になれるよう頑張っていきたいと思う。

気を取り直して勉強に集中する。

セルゲンは丁寧に説明してくれるのだけど実際に理解出来ているのは半分もないと思う。

不出来な弟子でごめんなさい。

それでも数日後、僅かな水を出すぐらいのことは出来るようになった。

出来るようになった時は飛び上がるぐらい喜んだ。

セルゲンに報告すると次の段階に進むこととなった。

今いるのはエルシュタイン公爵家の所有する魔法演習場だ。

何とこの魔法演習場住んでいるお城に付属しています。

私は大きなお屋敷と認識していたのですが実はお城に住んでおりました。

お城に住んでいるとかお姫様みたいですね。

え?

お姫様そのもの?

やだなぁ・・・。

見た目は美少女だけど精神はいい年したおじさんですよ?

冗談だっていってください。

お願いします。

精神的に少しダメージを負いましたけどセルゲンの授業に集中しましょう。

「では、初歩的な水弾という魔法を使ってみましょう」

そういってセルゲンは水を作りだし的に向かって撃ちだしていく。

セルゲンの放った水弾は見事に的に命中した。

攻撃には向かないと言っていたが威力によっては十分な殺傷能力がありそうだ。

水弾を使うべく精神を集中させていく。

精神を集中させているリーシアは神秘的な美しさがありセルゲンは思わず見とれていたがリーシアが気付くことはなかった。

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