表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
聖王伝  作者: 竜人
第一章 クリサリス教国
23/800

第23話

魔物に奪われた砦を奪還した討伐軍は、後方からの襲撃を警戒して周りの探索をする事となった

討伐の日が遠くなる事にはなるが、後の進軍を考えれば避けられない状況であった

しかし、時間が進む事は魔物にとっても有利になる事であった

ここで日を置く事が、魔物の増殖を許す事になるのであった。

夜になり、辺りを闇が包む

肉を焼く匂いに釣られたのか、野犬が数匹襲って来る事もあった

すぐさま警戒していた騎士に切り殺され、遺体は魔物と一緒に焼かれた


大隊長は将軍と話し込んでいた。


「野犬は逃げましたが、倒したのは焼いてます」

「うむ

 ご苦労」


「魔物はまた来ますかね?」

「エドワードの話だと、この辺に獲物を探しに来ている可能性はあるな

 一応警戒はしておいてくれ」

「はい」


焚火に温めたハーブティーをカップに注いで飲む。

辺りはすっかり暗くなり、野鳥の鳴き声が聞こえる。


「少し冷えますが、幸いに魔物を焼いた後の火が残っています

 このまま夜更けまでは燃えるでしょう」

「うむ

 結構な数であったからな」


魔物の遺骸は夜までに何とか火にくべられた。

後は燃えカスを埋めるだけ。

翌朝には出立出来そうだ。


「しかし多かったな

 報告で上がっていた数で考えると、今ので襲撃に来た魔物は全滅した事になるが…」

「親玉と思しき魔物が居ません」

「そこなんだよな」


少なくとも、大隊長が見たボスと数匹の隊長格の魔物が居ない。

ロンの仇と思われる魔物は倒せた。

しかし、あの魔物と同じ様な体格をした隊長格の魔物が、少なくともあの場に2匹は居た。

もし、3匹がそれぞれの持ち場を持っていて、同じ規模の数で待ち構えて居たら?

今回は不意討ちで怪我も少なく倒せたが、次もそうだとは限らない。


「第2砦までにもう1、2戦ありそうですね」

「そこだよな」


将軍はハーブティーを飲みながら続ける。


「少なくとも、第2砦には同じぐらいの魔物が待ち構えているだろうな」

「ええ」


「後は…

 ここには元々どれぐらいの魔物が配置されていたか、だな」

「?」


「資料によると、小鬼は2週から3週で成体になる

 それならば、ここで数が増えていたとも考えられる」

「まさか?」

「いや

 帝国時代に調査されて、資料として残っている」

「…」


将軍は少し黙って考える。

今夜はここで夜を明かすとして、明日はどうするか?

迂闊に砦に向かって、背後を急襲されるのはマズい。

最悪、今回と同規模の魔物に前後から挟撃されたら、あっという間に全滅させられるだろう。


「先に集落を見て回るか」

「え?」


「文字通りだ

 先に集落を回り、潜んでいそうな魔物を潰しておく」

「ああ、なるほど

 挟撃の危険もありますからね」

「そうだ」


将軍は部下を呼び、周辺の地図を用意させる。

大隊長と額を寄せ合い、どの集落から回るか検討する。


「先ずは、どこが良いと思うかね?」

「こちらが近いんですが、後方の安全を鑑みれば…こちらを先に見ておいた方が良いでしょう」


近い集落はこの先にある集落になる。

逆に、行きは無視したが、少し戻った場所にも集落がある。

後方の安全を考えれば、先にここを調べる必要がありそうだ。

エドワードが遭遇した魔物も、ここから来た可能性がある。

本来なら、なるべく時間を使いたくないから、先の集落だけにしたい。

しかし、現場の判断は重要だ。

時に思いもしない功績を上げる事もある。


「こっちの集落も怪しいか?」

「ええ

 エドワードが遭遇した場所は…ここです」

「なるほど

 同じ森の中でも、そっちの集落に近いのか」

「ですから、ここから来た可能性が高いと思います」


将軍は再度部下を呼び、明朝斥候を出す様に指示を出す。

警備兵の側にも斥候は居るが、騎士団の1部隊で偵察し少数ならそのまま討伐、数が多い場合は撤退して本隊を動かすと伝える。


「頼んだぞ」

「はい」


「いいな、くれぐれも無理はするなよ

 引き退くのは恥ではない

 無理をして命を落とす事の方が不名誉と思え」

「はい

 肝に銘じます」


斥候役を任された部隊は、打ち合わせの為に集まって話し合いを始める。

それを見て、将軍は他の部隊を呼んで警備を交代させる。


「それでしたら、うちで巡回しましたのに」

「いや、お前らには明日も頑張ってもらわないといけない

 騎士団は馬上で休む訓練もしているからな、馬上で休息を取れる」

「分かりました

 では、今日のところは休ませていただきます」


大隊長は部下を呼び、当初の予定通り周辺の警戒をしながら休息を取る様に指示を出す。

ただし、不審な物音がした場合は直ちに警告を発し、一人では確認せずに複数人で行動する様に厳命した。

魔物が出た場合に、一人では危険だったからだ。

先にも出ていたが、魔物に遭遇した件がある。

同様に集落から魔物が出て来ているのならば、野営地に襲撃を仕掛けてくる恐れはある。


その懸念が当たったのか?

それとも群れからはぐれた魔物がいたのか?

夜更けに2度、10匹の魔物が野営地に近付いてきて討伐された。

野鳥の鳴き声が途絶え、物音に気が付いた為に早期発見となり、野営地には被害は無かったが、周辺の集落に魔物が潜んでいる可能性が濃厚になった。


時刻は真夜中を過ぎていたので、将軍や大隊長には報告も無く、部隊長の指示で早急に処理が成された。

これは休んでいる将軍達に、要らぬ心配を掛けたくないという部隊長達の配慮だった。

大隊長へは、夜が明けてから事後報告として挙げられた。


「以上が昨晩であった報告です」

「うーん

 ご苦労と言いたいが、休息は取ったのか?」

「え?

 あ、はい

 交代で休んでますから」


大隊長は伸び始めた顎髭を掻きながら、心配そうに部下を見る。


「無理はするなよ

 先はまだまだ長い」

「はい

 大丈夫です」

「そうそう

 アレンはまだ若いから…大隊長と違って」

「こらっ

 ジョンもオレとはそう違わないだろうが」


朝から野営地に笑い声が響く。

少しでも気分を和らげようとする、部隊長なりの気遣いであった。


「どうだ?

 アレンも少しは慣れてきたか?」

「はい

 ジョンさんが色々手配してくださるので」

「おいおい

 もう、お前も部隊長だ

 ジョンでいいって言ってるだろ?」

「はあ…」


ロンが魔物に殺されてから、アレンが後を引き継いで第3部隊長に昇進していた。

元々、アレンを第3部隊長へ昇進させる話は出ていたので、ロンは既に色々と着きっきりで教えていた。

ロンは新規で組まれる部隊の部隊長に昇進し、アレンが第3部隊を引き継ぐ。

当面は、そのアレンを第2部隊長のジョンがサポートする事も決まっていた。

しかし、そのロンは魔物との決闘で殺されていた。

昨日、大隊長が倒した魔物がその魔物だ。


アレンは出来れば自分が仇を取りたかった。

尊敬する先輩である部隊長を殺された。

悔しくて、ダーナに戻った時に酒場で珍しく酔い潰れているのを目撃されるほどであった。

しかし、部隊長が敵わない魔物だ、彼では無理であっただろう。


「大隊長

 次に隊長格の魔物が出た時は、私達に任せてもらえませんか?」

「おい

 何馬鹿な事言ってんだ!」


「どうしてだ?」


「隊長の仇は取れませんでした…

 このまま部隊長にはなれません」


「ケジメ…のつもりか?」

「はい」


大隊長は深く長い溜息を吐く。


「ふーっ…

 気持ちは分かる」

「なら!」

「だが…ダメだ」


大隊長はキッパリと断る。


「先ず、アレはお前達ではまだ無理だ」

「そんな」


「アレを倒せるには…

 後数年は頑張って修練に励まなければな」

「…」


「それと、な

 ロンは無茶してああなった

 本当は部隊長が挑むべきでは無いのだ!」

「…」


「お前達は、何だ?」

「?」


「お前達は、部隊長だ」

「…はい」


「この、ダーナ守備隊の1部隊を守る責任がある」

「しかし!」

「分からんか?

 血気に逸る、それで部下が指揮者を失う…

 後に残った部下はどうなるだろうな?」

「…」


「ほら、分かっただろ?」

「はい…」


ジョンは優しくアレンの肩を叩く。


「オレ達は仲間の命を預かっている」

「はい」


「だから、その命を預かる責任がある」

「はい」


大隊長は、二人の様子を見て満足げに頷く。

ジョンもこの数日でしっかりしてきた。

今回の経験が生きてくるなら、そのうち新たな役職を考えても良いかもな。


そうこうするうちに、他の部隊も起き始める。

騎士団の方でも将軍が起きてきて、部下へ指示を出している。


「そろそろ朝食の支度をするか

 出立の準備もあるからな」

『はい』


大隊長達が朝食を取っていると、先に食事を済ませて早めに支度を済ませた騎士団の一隊が離れていく。

昨晩将軍から指令を受けていた騎士達だ。

少し離れた集落に斥候として赴き、魔物が少数ならそのまま殲滅。

魔物が多数住み着いていたり、何も居ない場合はそのまま戻って来る手筈である。


「何事も無ければ、数時間で戻って来るだろう」

「ああ

 斥候ですか」


「場合によっては、その集落も戦場になるな」

「ええ」


「さて

 こっちは食事が終わったら片付けだ

 埋め終わった頃には騎士も帰って来るだろう」

「うへえ

 そういえば夜中の追加分があるんだ」


夜更けに襲って来た魔物の遺骸も、その他の遺骸同様に焚火に突っ込んで燃やしている。

ただ、昨日の分も合わせてまだまだ埋める燃えカスが沢山ある。

兵士達は食事が終わった端から処理に掛かった。

それは数時間掛かり、片付けの後に出発の支度をしている間に騎士達が帰って来た。


「只今戻りました」

「うむ

 で?

 首尾はどうであった?」

「はっ」


「先ず、予想通り魔物は居ました」

「うむ」


「遠目に見て、確認出来たのは数百の集団

 周りに出ていた斥候は倒せましたが、これ以上は危険と判断し撤退して参りました」

「そうか…」


将軍は大隊長を呼び、状況を話す。


「そうですか

 数百…

 となると先にそこを潰す必要がありますね」

「ああ

 正確な数が分からない以上、全軍で移動しようと思う」

「そうですね

 それが賢明かと思います」


将軍と大隊長は直ちに出立の報を伝え、部隊は直ちに出発の準備をする。

準備が整い次第直ちに出発し、先ずは集落へ向かう公道の分岐点へと向かった。

2時間ほど掛けて、全ての部隊が分岐点に集まったところで将軍が前へ出る。


「諸君

 これから我々は、この先にある集落へ向かう」


「騎士団2隊を先頭とし、先ずは周りへ潜む魔物を討伐する」


将軍が合図を出し、2部隊が集落へ向けて準備をする。


「騎士団の後方を騎兵団と歩兵部隊で進む

 これは騎士団では倒しきれない魔物を掃討する為だ」


「弓部隊がその後ろへ続き、集落内への射撃を担当してもらう

 その間、騎士団が護衛に回り、騎兵部隊と歩兵部隊は斉射後に集落へ突入してもらう」


「残りの騎士団はこの場に留まり、後方の安全の確保と討ち漏らしの掃討を任せる」


「質問はあるか?」


大隊長が前へ出て、将軍に尋ねる。


「騎兵と歩兵の全てを投入で?」

「ああ」

「少し多過ぎませんか?」


将軍は少し考えて、それから告げる。


「一部はここへ残すか?」

「ええ」


「ならば人選はそちらに任せる

 残る者と突入する者で分かれてくれ」

「はい」


「聞いたな

 では、これから部隊を二手に分ける」


大隊長は指示を出し、騎兵の第1、第2、第3部隊を突入部隊へ、残る第4、第5部隊を残す事にした。

歩兵も半数を残す事にして、振り分けを隊長に任せる。

残る歩兵部隊には弓を扱える者が主に選ばれた。

突撃より討ち漏らしの掃討の方が役に立ちそうだったからだ。

ギルバート達も居残り組に選ばれた。


「ボク、弓は引けないんだけど?」

「一緒にここへ居た方が安全だからだろう?

 向こうへ一人で入っても無理だろ?」

「うん…無理」


ディーンは弓が扱えないが、突入組に入っても足手まといにしかならない。

それよりは後方に控えていた方が良いだろう。


人選が終わり、突入の準備が終わる。

時刻は昼を回り、2時を過ぎようとしていた。

再び将軍が先頭に立ち、右手を振り上げて号令を発する。


「全軍

 出撃!」


うおおおお!

わああああ!


怒号を上げて、騎士団が集落への道を駆けて行く。

声に驚いて、飛び出した魔物が蹄に掛けられる。

他にもダガーや手斧を持った魔物も飛び出して来るが、騎士達の振った鎌にあっさり両断されて宙を舞う。

中には矢を射てくる魔物も居たが、粗末な矢はふらふらと真っ直ぐに飛ばず、簡単に切り落とされた。


集落の前の開けた場所に出た騎士達は、その場を確保する為に周りに広がり、逃げ遅れた魔物を次々と切り殺していった。

集落に近かった魔物は中へと逃げて行き、仲間を呼ぶだろう。

それまでに入り口を固めて態勢を整えないといけない。

騎兵が入って来て、入れ替わりに騎士達は弓部隊の前へ移動して盾を構える。

歩兵部隊が続き、茂みや木陰に隠れた魔物を倒していく。

一人では危険なので2人一組で魔物へ立ち向かい、多少の怪我人は出るがなんとかその数を減らしていった。


やがて集落前に集まった弓部隊から射撃が開始された。

集落へ向けて一斉に矢が放たれ、少し離れた集落の中から魔物の悲鳴が上がる。

矢は立て続けに放たれ、数度の斉射を終えた頃に周囲の魔物の掃討が終わっていた。

騎兵隊が先頭に立ち、歩兵が突撃の準備を整える。

大隊長は後方に残ったので、将軍が指揮をする為に前に出て来る。


「よーし

 突撃!」


将軍の号令に従い、騎兵が中へ入って行く。

集落へ入ると、一気に奥まで駆けながら順番に数ヶ所に陣取り、歩兵部隊が突入する場所を確保していく。

そこへ歩兵部隊が入って行き、一つ一つ建物の中まで確認しながら掃討していく。

集落の外壁は簡単な木の柵でしかないから、逃げようと思えば簡単に逃げれる。

逃げ出す魔物を追うのは時間の無駄なので、残って抵抗している魔物だけを掃討する事となった。


「よーっし

 逃げる魔物は放っておけ」

「目の前の魔物だけ狙え」

「いいか!

 2人一組だぞ!

 無理はするなよ!」


各部隊長の声が響き、士気は更に上がる。

そうして小一時間も経つ頃には、辺りはすっかり静かになっていた。

歩兵達が建物の中や陰になっている場所も見て回り、息をしている魔物に止めを刺していった。

魔物の掃討が終わった事を確認して、将軍が静かになった集落の広場に入って来た。


「これで全部か?」

「はい

 逃げる魔物は追いませんでした」

「そうだな

 無理して犠牲が出てもな…」


将軍は広場の中心の結界の祠を見る。


「ここも報告通りに、結界を壊されているな」

「そうですね」


不気味なオブジェクトこそ作られていないが、石には血がかけられていた。

恐らく結界としての機能は、最早果たしていないだろう。


「魔物の総数は?」

「見立てでは

 討伐は300を超えています」

「うむ」


「しかし、結構逃げていると推測しています」

「となると…

 500近くは居た可能性があるな」

「はい」


将軍は顎髭を掻きながら考える。


「ここで500

 向こうの集落もそのぐらい居そうだな」

「ええ」


「まだ砦の奪還もある」

「はい」


「そのうえ、他にも居るかも知れないな」

「ええ」


「ここは隊長格は居なかったが、居れば死人も出たかもな」

「それは…否定できませんね」


「頭が痛いな」

「心中お察しします」


将軍は頭を振りながら溜息を吐く。


「致し方ない…な

 兎も角、ここは一旦離れよう

 逃げた魔物が戻って来ると厄介だ」

「そうですね

 これですぐには、後方からの攻撃の心配はないでしょう」


部隊長は撤収の準備に掛かる様に伝える。

将軍も騎士団へ指令を下し、後方の部隊へも伝令を出した。


「魔物の遺骸はどういたします?」


「うーむ

 出来れば焼いておきたいが、時間が惜しいな」

「ええ」


「一応、目に付く遺骸で手足がある物は手足を切るだけでもしておくか」

「そうですね

 道すがら片付けて行きましょう」


そう言って、将軍と部隊長は損傷の少ない遺骸の手足を切り離して回った。

二人の様子を見て、他の部隊長や兵士達も周りの遺骸を確認して行く。

そうして処理をしながら公道へ戻り、公道へ出たところで一旦休憩する事となった。


辺りは再び夕刻へ近付いていた。


「また夕刻になったのう」

「ええ」


将軍は忌々しそうに傾いていく太陽を見やる。

出来れば第2砦に向かって少しでも進んでおきたかった。

しかし、この状況で夜道を進むのはあまりに無謀だ。


「昨日の砦前へ戻るか

 それとも、ここで野営するか」


「戻るとなると野営の準備の時間がきびしそうですね

 しかし、ここで野営するよりは安全です」


二人共少し考え込む。

しかし、戻って来る魔物の危険性を考えれば、砦の前で陣を張った方が安全だろう。


「止むを得ん

 砦の前まで戻るぞ」


すぐさま出立の準備に掛かり、再び移動を開始する事にする。

もうすぐ夕日になり、辺りもすぐに暗くなるだろう。

それまでに昨晩の野営地跡へ戻って、再び野営をする準備をする必要がある。

全体に疲れた様子は見られるが、怪我をした者は少ない。

被害を少なくする為にも、すぐに移動した方が良いだろう。


こうして、討伐軍は再び第1砦の前に陣を張り、そこで野営をする事となった。

これが功を奏したのか、この夜は魔物の襲撃は無かった。

次も集落での戦闘になります

小鬼=ゴブリンは繁殖力旺盛です

時間が掛かれば掛かるほど、その数は増えていき、その討伐はより難解になります

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ