アメリカン・リーグ首位打者候補編19'
メジャーリーグの今年の注目選手をご紹介。何らかのタイトルを取りそうな選手を並べてみます。
まあ、不調化したり、下手すると故障でいなくなったりするから読めませんが、現状のワクワク要素を調べました。
アメリカン・リーグ編
首位打者候補たち
ツインズ、ジョージ・ポランコ25才ショート。
ツインズの主に二番打者ですね。
今季.343通算.282
懸念は若くて契約面で良くなさそうなところ。実績はないですから、低迷すると打席が悪くなりそう。
首位打者を取るためには上位打線に並び続けたいところ。そんなに四球とか選ぶタイプでもないので、打ちまくることで成績を維持したいですね。
今季の彼は.左打者.341右打者.343と、とくに左右に不得手がありません。
彼は3、4、5回と、何より8回9回の打率が良いのが良さげですね。
まあ、打席立つほど打ちやすくなるのは当然ですが、2順目3順目で疲れた先発を確実に仕留めるのと、奪三振能力の高い中継ぎに対してやけに強いのは魅力。
チームが勝ってるときの打率は.400。
幸いチームが今季は好調なので、故障なく上位打線にいることが出来ると、首位打者を取れるかもしれません。
もともとはパワーは無いタイプでしたが、今年はホームランは8本とホームランのランクでは中級選手並みの出なのも良いですね。
何がって、多くはないけども、そこそこ打ってるから下げられにくいからです。
彼は若いから契約では守られていないはず。不調なときも来るでしょうから、何とか上位にいられる材料が欲しいです。
ゴロ/フライが0.29と、やたらと打球が上向きなのも特徴ですね。通算0.68ですから、ちょっとスタイルを変えて成功したのか、体が完成したのか、痛いところが治ったのか。
好調なツインズと共に、とても楽しみですね。
ティム・アンダーソン
ホワイトソックス25才ショート。
今季.329の8本塁打13盗塁、通算.264、54本塁打
ホワイトソックスは今年もダメでしょうが、面白そうな若手がいてくれて良かった。
右投手が.360左が.277。弱点でもないですが、左が三割以下なところは、ポランコと比較すると不安要素ですかね。
あと四球を全く選びません(勝たなくてもいいチームですから、あんまりチーム貢献いらないところもありますね。下位チームに成績が良い選手がたまにいる理由の遠因……好きに打ててるわけです)が、それで高打率だから本当に好調なんですね。
彼はそこそこパワーヒッターの気もあるので活躍すると1、2番ではなくなるかもしれません。
下位打線の方が成績が良いのも不調だと打順下げられそうな要因。なんでか1回2回で打ててないんですよ。
盗塁は多くて良いんですが。まあ、走るほどケガも増えるのは不安点じゃあります。
ノーアウト時の打率、そしてスコアリングポジション(二塁とか三塁にランナーいるとき)、打率が良いです。
アンダーソンが優位な点
1.右腕投手キラー、右腕の先発は多いですからね。中継ぎは左腕も多いですけど。より右腕投手のが多いですからね。
2.チームが勝たなくていい。個人賞を狙いやすいです。好きにやっていいですから。シビアじゃないチームの良いところ。
3.若い。
アンダーソンの気になる点
1.1回2回の打率の低さ。スロースターターですね。
2.盗塁が多く故障が少し心配。
3.下位打線に回されやすい。打席数もらわんと打率は上がりにくいもんですから。
マイケル・ブラントリー
レフト32才。
.328の10本塁打32打点。.通算296、97本塁打。
インディアンズのアベレージヒッターでしたが、アストロズに移籍。
現役でも最高クラスのアベレージヒッターの一人だと思います。ここ数年は故障がちでしたが、そういうのなければ、3割台をキープ出来るんじゃないかと考えています。
ベテランらしく安定感がありますね。戦況がどうあれ、成績がぶれません。
スコアリングポジション.375なのも良いですね。
3番4番が主ですね。
三十路のベテランらしいというか、試合終盤の8回9回に打率が少し下がります。9回だけは打率が低く.200になりますね。
疲れてくるのかもしれません。
ブラントリーの良いところ
1.安定的な成績で通算打率が高い。
2.いい契約を結べていそうなので、出場機会が確保されるし、少しの不調でも大丈夫かも。まあアストロズは良い選手が多いから、軽い怪我でもしっかり休ませられるかも?
3.ア・リーグ西地区はアストロズ以外、投手がひどい。アスレッチクスが12位の防御率でそこそこですが、他の三つは雑魚です。
ア・リーグ西地区は打高投低の営業方針ですからね。
基本的にこの地区に所属することで、どの選手も打率はみんな上がります。なにせ投手力を捨てた地区ですから……派手好きなんでしょうね。
ブラントリーの気になるところ
1.故障歴。ここ数年のケガと32才という年齢。まだやれるでしょうけども、故障はするほど、その確率が上がっていきます。
9回の不調は、疲弊の影響かもしれません。故障離脱は低くない確率であるでしょう。シルバーシートのDHで休ませてあげて欲しい。
2.ベテランらしく研究されまくっている。長年やってますから、研究されまくっていると思います。そーなると、飛び抜けた活躍が維持できるものなのか……活躍はするけれど、タイトル取れるかは難しい。
苦手なところばかり投げて来ますからね。投手が能力を上げてくる夏場に、疲れと重なるんじゃないかと不安。
ア・リーグ西地区は他にもうじゃうじゃ打率の高い人々がいます。打率ランキング上位20人のうち、11人はこの地区からです。
打者もいいですけど、あきらかに投手が悪い地区ってことですね。
夏場になると投手が目覚めて、かなり淘汰されるとは思いますが、アストロズ勢だけはちょっと別格のチーム力。首位打者を出しそうな予感はあります……。