ナショナル・リーグ西地区19' 5月編。
ナショナル・リーグ西地区
ここは混戦を期待していたのですが、個人的にファンであるロッキーズが弱くて悲しい……。
まあ、ドジャースは今年もやっぱり強いですね!
カーショー3.40の3勝0敗左腕
柳1.72の5勝1敗左腕
ヒル3.00の1勝1敗左腕
ビューラー3.83の4勝1敗右腕
前田健太3.51の5勝2敗右腕
……の豪華な先発陣が今年も売り。先発の揃いっぷりがスゴいですよ。
まあ、これだけいたら十分なのですが、実は先発レベルの投手があと3人もいます。
ストリップリング3.13の2勝2敗右腕
ウリアス3.18の2勝2敗左腕
ファーガソン3.21の0勝1敗左腕
……マエケンが故障者リスト入りしましたが、正直、全く問題が無さそうですね。
ウリアスもファーガソンもまだ22才と若く、成長の見込みもあります。マイナーだと先発候補として育てていましたので、ロングリリーフや先発が欠けた時は活躍するチャンスですね。
いや、ほんと先発が余る、しかも左腕だらけと相変わらず投手力がエグいですね。
先発に長く投げさせなくても、そりゃ彼らがロングリリーフしてくれますんで、頼もしいっすわ。
打つ方も十分。打率8位ホームラン5位、四球3位。
みんなしつこく出塁するし、ホームランの出も良いです。
昨年より弱体化するかと心配でしたが、今のところチーム貢献の高い堅実さを発揮しているよーな気はします。
レギュラー陣の出塁率は最も低くても.303。控えの選手たちも四球狙う姿勢は同じです。
強豪チームらしく組織哲学を徹底してそうですね。
相手投手に負担かけながら、とにかく出塁しようぜ。みたいなチームです。強いくせに慎重という、戦う相手が嫌すぎるチームですよね。
ちなみに、盗塁失敗は4回だけ2位の出来(盗塁数23位と少ないんですがね)。無駄なアウト避けてたら勝てるだろう、みたいな堅実な攻撃です。
攻撃を引っ張っているのはコーディー・ベリンジャー23才。
打率.409の16本塁打42打点7盗塁と無茶苦茶な数字ですね。
今年のMVP候補筆頭です。今のところ化け物じみています。どこ投げてもヒットにされますし、ボール球もホームランにしてます。
唯一の弱点?内角低めにピッチャーが投げまくっているんですが、そこのボール球をヒットにしまくってもいます。ホームランは打たれないですが、弱点という場所でもありませんね。
ストライク取りに行く球はほぼ全て危険なコースになります。ほんとモンスターですね、今年のベリンジャー。
さて、ドジャースのライバルチームはロッキーズになるかなあ、と予想していたんですが。
ゴールドシュミットを放出したダイヤモンドバックスが二位につけています。
チーム打率4位ホームラン7位、防御率13位と、想像を超えて有能な攻撃力を発揮しています。
もっとダメだと思っていたんですが、良い想定外ですね。
誰が調子良いというか、レギュラー野手の打撃成績が軒並み通算よりもいいんですよね。
チームが全体的によく打っているという状況ですね。
キャッチャーまで20打数で一本ぐらいの勢いで打ってますし、エースのグリンキーまでもが、ホームラン2本打つ始末(打率.292)。
スラッガー並みの勢いですね。2013年にグリンキーは打率.328(58打数)をしていますし、通算.223なので、バッターとしての能力も高いですから、不思議でもないわけですが……。
グリンキーは6勝1敗防御率2.78とエースとしての役目も果たしています。
ダイヤモンドバックスは、なんだか打つ方の主力メンバーが全体的に出来すぎているような気がしますねー。
勢いが止まった後が怖いですが、ロッキーズが冴えない今、ドジャースを追跡して競り合いを見せて欲しいところ。
戦力以上の成績が出てはいますが、若手に最高のセットアッパー候補のロペス、21試合17.0イニング。防御率1.06とかもいますんで、どーにかこーにかドジャースについていって欲しいですよ。
ドジャースこのまま独走では、ちょっとつまんないですしね。




