アメリカン・リーグ中地区19'5月編
アメリカン・リーグ中地区。
全体的に再建段階ですが、インディアンズが抜けるかと思っていました。まあ、抜けた戦力も多く、リンドア不在も響いていますね。
リンドアがフルに出てたら一位だったかなあとか予想もしてますが、層が薄まったところは大きいですね。
チーム打率もチーム本塁打数も底辺です。攻撃力が足らない。
相変わらず防御率はよくて、30球団で5位と守備チームとしては健在。
派手じゃないけど、勝ち星稼いでるのが守備チームの特徴。負けなければ、勝つという。
現状地区二位の20勝17敗。
エースのクルバーの不調、そして主力打者のリンドア不在があっても、まあ二位に残っています。
そのうちタレントも機能し始めると、この地区でならいい争いが出来るかと思います。もっと防御率も攻撃力も上がるはずですからね。
・ツインズ。
伏兵ってわけでもないんですが、本当は昨年こそインディアンズを倒して地区優勝するタイミングだったんですが……。
今年、24勝12敗で好調です。一位!!
昨年だろうにって期待していました。だからまあ、来る可能性はありましたが、ようやく来たって感じですね。
チーム打率3位に本塁打4位、チーム防御率7位被本塁打6位……素晴らしい名門チームのような成績ですね。
守りのコツは打たせて取るタイプですかね、奪三振は26位なんですよ、ツインズ。
力で抑えることには頼らないという、イメージですかね。投手陣のネームバリューはあんまりだったんですが、方針が良かったのかもしれません。
ワクワクするポイントは、24才のホセ・ベリウスの好調ですね。防御率2.53の6勝1敗。
21才の頃からメジャーで投げて、年々、順調に成長してきました。
コツコツと成長するタイプの投手が見たいヒトはファンになると楽しいかも?
年々、良くなっています。平均以下の球速のフォーシームが武器ですがね。なんだか彼の球は打たれると遅く飛ぶみたいです。
他は平均的なんですがね、そのワンポイントが好調の理由なのか??
奪三振もそこそこいいペースですし、今年は8試合先発で四球8個しかないところも好調の理由ですね。
ちょっと地味ですけど、いい投手なんです。
昨年202奪三振もしてますので、未来のツインズのエースというようなポジションですよ。
追いかけると楽しいはず!
ツインズ投手陣が好調の理由は、何でか先発たちがフライを打たせてアウトにする確率が高いことなのかもしれません。
チーム方針なんでしょうね。フライ狙いになっている昨今の打者たちに、あえてフライを打たせているようです。
打球の勢いを殺す球でフライ……効率が良いですね。
フライボール革命対策に成功しているように感じますね、ツインズ先発の4/5がゴロよりフライが多めですし、傾向変えてきた投手もいるので、意図してやっていそうですな。
打つ方はみんなそこそこ好調で、ホルヘ・ポランコの大活躍が牽引する形です。
ドミニカ生まれの25才、昨年のケガから戻ってきた感じ。16才の頃からマイナーでしっかりと育ててきましたからね、まあ、期待通りの開花です。
メジャー通算打率.280の30本塁打。身長180センチとメジャーじゃ小柄ですが、肉つけてパワー上げてます。
今年は.341の7本塁打。20打数に一本以上のペースなんで、スラッガーの類には分類されてもおかしくない。
もちろん、春先で冬眠してるピッチャーからですから、ホームランのペースは下がりそう。
基本的にはアベレージヒッターだったんですが、フライボール革命が起きたら即・そっちにシフトしましたね。
ゴロ打ちまくっていたのが倍ぐらいフライ打ってますよ。
質としてはパワータイプじゃなさそうですが、そっちに変えた感じがあります。
ワクワクする若手だと思いますよ、個人的には。
ツインズを楽しむためには、この若手二人を知っておけば大丈夫かもしれません。
さて、他の下位球団の成績としては……。
タイガース得点29位防御率20位、ホワイトソックス得点20位防御率29位、ロイヤルズ得点15位防御率26位。
うん。この3チームは、あきらかに弱い。今年もチーム力がそろってはいない状況ですね。
ロイヤルズの得点15位がマシに見えるんですが、そもそもアメリカン・リーグでDH制ですからね、平均以下の攻撃力と見ないといけません。
ナショナル・リーグの方が投手が打線に入らないといけないので。
この3チーム、これから若手が一人か二人ぐらい出てきても、ちょっと戦力が足らない予感ですね。
まあ、気が早くもありますけど、インディアンズとツインズを追いかけると楽しそうですね。両チームの優勝争いになるんじゃないでしょうか?
とくに、ツインズはGMの方針や作為を感じるよーな気がします。メジャーリーグのチーム作りって、楽しそうですなあ……。




