アメリカン・リーグ東地区19' 5月編。
メジャーリーグも40試合近くも消化して、まあ戦力の予想も立ち始めましたね。
おおよその地区は予想の範囲内の状況ですが、意外だったり、あるいは心の中で予想したくなかった懸念が浮上したりと波乱のチームもありますね。
まずは、いい意味の予想外!
レイズ躍進!……昨年もなかなかの好成績ですが、ヤンキースとレッドソックスがいる地区で一位を長らくキープしています!
何が強いか?もちろん投手力。中継ぎだけで一回からリレーやら、先発も中継ぎもやらせたりと、ハチャメチャな運用なんですが、今のところ機能していますね。
17人の投手が今のところ投げていますが、そのうち15人が防御率三点以下。
……これって恐ろしい数字ですね。全員一級品の投手だって見方も出来ます。
先発専用投手たちも桁違いがいたりします。今年のサイヤングがグラスノーだったら感涙もの。
先発候補もくすぶって中継ぎさせられてたんですが、レイズ移籍後は先発固定。ついに苦労の果てに芽が出ましたよ、この25才。6勝0敗の防御率が1.47に、7試合先発で43イニングに46奪三振。
パイレーツから取ってきたGMが本当にえらいっすわ。
回転数は並みですが、速さ、伸び、投球位置に制球とそれ以外の要素は全てトップクラスのフォーシームが武器。
昨年よりも四球を与える率が劇的に改善したのも躍進の要素かもしれません。どっか痛いところ治癒したのかもしれませんよ。
14%12%11%と、年々改善されてきた与四球率が今年は今のところ4. 4%。奪三振率も年々上がっていて、ほんと今年は楽しみです。
サイヤング取って欲しいなって思える選手の一人です。
メジャーリーグの投手とか知らないって方は、この新星がどこまでやれるかを追いかけるのも楽しいかもしれません。もしかしたら大エースの誕生を見られるかも?
チャンスくれたレイズには感謝もしてるでしょうし、どこまでやれるか楽しみです。
レイズ投手陣の鉄壁さは桁違いなんですが、ベテラン野手が目覚め始める今後、どれだけの期間、成績を維持できるかは不透明ですが、ほぼ全員が使える投手というとんでもない球団。
期待したいですね!!
さて。
素晴らしい予想外もあったりするアメリカン・リーグ東地区。
まあ、残念なことも多々ありますね。
ヤンキース故障者続発!!……大砲は壊れやすいもんです。体重もあればパワーも使う。肉体への反動は大きいですからね……若手エースのセベリーノも弱気な契約結ぶなと思っていたら、故障があったんかいと今さら納得ですよ。
( ;∀;)
スタントン、ジャッジいないなんて……選手が選ぶ方の新人王だったアンドゥハーはこないだ帰ってきましたが、600打席で100打点狙えるスラッガーどもが故障しまくりで悲しい。
ルメヒュー取っててよかったですね、ヤンキースは……でも、ロッキーズのファンの私は泣きそうです。返して欲しい……彼がいたら1~4番までで平均打率三割超えも作れたのに……っ。
まあ、ヤンキースでご活躍なさって良いことですがね。最近珍しいアベレージヒッターなので、首位打者狙って欲しいです。
ヤンキースは層が厚いので、これだけいなくても勝ち越せています。トップクラスのスラッガー三人いなくても機能するってスゴいですね。
さて。もう一つの東地区の誤算。
レッドソックスの不調……。
気を抜くと弱くなるタイプの球団です。役割分担がハッキリしすぎている、有機的な球団と申しますか。
レギュラー固定で、レギュラーメンバーは強烈なんですが、それは研究されやすいってのと、昨年、優勝チームなだけに最も疲労したチームってことでもあります。
つまり、加齢と疲弊の影響を受けやすいチームでもあるわけです。
ですが、まだ行けるはず。気温の上昇とともに勝率も上昇していますからね。
こんだけメンバーいるんだから、がんばってほしい。
私の見たかったクリス・セールのサイヤング受賞も無くなった気がしますし、とにかくヤンキースとの優勝争いを見たいです。
この地区、ほんと面白いですね。
ヤンキース対レッドソックスに加えて、レイズの奮戦も楽しめます。
スターだらけで派手だし、レイズ投手軍団も楽しいです。メジャーリーグを今年から見出したってヒトにもオススメですよ。
伝統と若手と記録と賞レースと、熾烈な優勝争いを、楽しませてくれるはずですからね!




