ナショナルリーグ中地区補強編
カージナルス
『ポール・ゴールドシュミット』
31才、一塁手。
大物ですね。三割三十本の二桁盗塁を達成してもおかしくない傑物です。この人を出しちゃったダイヤモンドバックスは死亡フラグ立ちまくりです。
カージナルスの弱点の攻撃力……というかチーム打率を改善してくれるでしょうね。ブルワーズとカブスのいるこの地区で、下位に埋まらないための補強。今年のカージナルスは、面白い気配です。
『アンドリュー・ミラー』
33才左腕。二メートル超えつつ、リリースポイントが打者に近い投げ方で有名な中継ぎ。
昨年、ぶっ壊れましたが、有能な方ではあります。大好きな投手ですが、年齢、故障したことを考えても危険な香り。
ヘルシーであれば、カージナルスをガッツリ支えてくれるはずですが……基本タフなので今年がんばってくれないかなあ。
行かなくてもいいのに、恩師がコーチだからってWBCに出るようなヒトなので、がんばってほしいヒトです。
ブリュワーズ
『ヤズマニ・グランダル』
30才キャッチャー、25本ぐらいはホームラン打ってくれそうな、いい捕手です。
昨年の捕手限定のホームランランキングでは三位。メジャーリーグの捕手では指折りの攻撃力というわけですよ。
ガッツリと攻撃力を上げてくれそうですね。
『アレックス・クラウディオ』
27才左腕中継ぎ。
地味にいい投手です。テキサスから獲得。昨年だけは荒れましたが、ゴロを打たせるタイプで、ホームラン多い時代には有利な才能でしょうね。通算防御率3.20。
期待された働きをすれば、地区優勝に近づくパーツになれるかもしれません。スターじゃないですけど、いい働きしてくれるかも。駒って感じです。
昨年チーム得点12位、チーム防御率6位のブリュワーズ、攻撃を強化、防御率を維持しようというイメージの補強でしょうか。
カブス
『ブラッド・ブラック』
32才中継ぎ。通算防御率3.08の通算33セーブに84ホールド。勝ちパターン中継ぎですね。カブスの戦力を厚くしてくれる方でしょう。
他は場繋ぎの便利屋デズカルソ。田澤などがいます。元々、戦力はあるカブス……ダルビッシュも、がんばって欲しいもんですね。
レッズ
『マット・ケンプ』
34才の大物外野手。打率もあるしホームランも打つし、若い頃は盗塁もたくさんありました。
昨年も.290の21本塁打に85打点と、十分な能力。まだまだやれそうなベテランですねえ。昨年ドジャースにおける最高の打者でした。
『ヤシエル・プイグ』
28才外野手。ドジャースの暴れ馬からレッズの暴れ馬に。
期待されていたほどではありませんが、いい外野手です。気分屋っぽくて、豊かな生活してるのでモチベーションは薄いかもしれません。
.260以上、20本塁打ぐらい、15盗塁。は期待しても良さそう。やる気がある日は強いですよ。プレーオフとかに向くんでしょうね。
真面目に集中すると伝説築けたんじゃないかと思う雰囲気があります。ブレイクして、.290の30本塁打15盗塁とかしても別におかしくはありません。マジメにやれば……。
『タナー・ロアーク』
32才の先発右腕。ここ2年はくすぶりました。防御率も四点台でしたね。それでも180イニングずつ投げています。
イニングをイートしてくれる、先発はその時点で仕事を半分ぐらいはこなしています。中継ぎの負担を減らしてくれる、チームの構想を維持してくれるタイプですね。
もっとやれそうな気がするヒトですけどね。
『アレックス・ウッド』
左腕。通算防御率3.29の先発&中継ぎ。ドジャースでは特殊な使われ方だったものの、なかなかの活躍……でした。
長いイニングはいけるのかは分かりませんが、もしかしたら行けるかもしれません。
エースという感じには、イニング数が足りませんが、少ないイニング数なら、とても有能。
ロアークと足して割ったら、エースが二人になりそう。
『ソニー・グレイ』
29才の右腕。懸念は177センチという小柄さでしょうか。過酷な環境にさらされるアメリカの投手としてはキツそうですよ。
通算防御率3.66の、有能そうな先発。昨年はヤンキースで全く冴えず、ヤンキースとレッドソックスの地区優勝争いを楽しみたかった、多くのMLBファンの期待を裏切ることに貢献しました。
悪いシーズンも少なくないですが、通算の防御率と若い頃の能力の高さに期待したいところ。耐久性には不安はつきまといます。
パイレーツ
2月1日現在、今のところ語ることもない弱い補強……何か大物取れなくもなさそう。
☆ナショナルリーグ中地区まとめ
・ブリュワーズ 攻守ともに有効そうな補強。利点を磨き、チームの質を高めた感じです。元々強いので、期待できます。
・カブス 補強は少なくとも、そもそも十分な戦力はあるんです。いる選手のコンディションが良ければ問題ないんですがね……。
・カージナルス ゴールドシュミット獲得は本当に大きいと思います。攻撃力アップは確実でしょうね。
・パイレーツ いい契約をこれからするかもしれません。
・レッズ 昨年の95敗を何とかするため、色々と集めて来ましたね。こんだけ集めたらどーにかなるかもしれませんが。若手の台頭は必須。
ブリュワーズとカブスの対決に、カージナルスが食い込んでくるかなというイメージですかね。
ここも混戦が期待できそうで楽しみです。机上の戦力では、この三チームの戦力が拮抗していますしね。




