痛み狂い加速する夜明け
練習用に適当に書きました。
頬に痛みが走る。
衝撃を受けて、私は横に倒れた。
お母さんが死んじゃってから、お父さんは私を叩くようになった。いつもお母さんのお部屋からは、ばちんって音が聞こえてたから、たぶんお父さんは毎日みたいにお母さんを叩いていたんだと思う。
私は、お母さんがいなくなったから、お母さんの代わりに叩かれているんだ。
そう思うとうれしくなった。
お父さんは、お母さんを愛するものだって聞いたことがある。だから、お父さんがお母さんを叩くのも愛なんだ。
お父さんは私を、お母さんにしたみたいに叩いてくれる。
私はお父さんに愛されている。
お父さんは、私にお使いをたのんでしょうじを閉めていった。
しばらく私は、お父さんに叩かれた頰をなでていた。痛みが、お父さんの愛のあかしが感じられた。
あぁ、いけない。
お使いいかなきゃ。
おさけ、買ってこなきゃ。
ふふ。
お父さん、また愛してくれるかな