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思考

あれほど嫌だった田舎。周りを見れば、山や田んぼ、虫まで彷徨いている。この季節、花粉もきつい私は、自分の地元であるあの田舎が大嫌いだった。

でも、今は違う。私は、今日人生の大失態を犯した。それは、周りの意見を飲み込みすぎたせいだった。飲み込みすぎたあまり、自分の感情に漏れが出た。その感情こそが、周りの言う失態である。だから、私は今を生きていたくない。死ぬのは怖い。でも、どこか遠い遠い誰も知らない僻地で、生きて行きたいと思った。

私は今旅の最中だ。しかし、この旅で目的地に行くには、大嫌いな田舎が広がっている。大嫌いな田舎をどう乗り越えようか。大嫌いな田舎をどう歪ませてしまおうか。電車の中、1人、思考をやめた。なぜなら、どこの町よりも綺麗だったからだ。綺麗な綺麗な田舎町。こんなに素晴らしいところはないと私は思う。その綺麗な田舎町は、私の心を軽くした。まるで罪あるものに慈悲を与えている観音様のようであった。どうかこのままで、どうか探さないで。

これは、最後の言葉じゃない。

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