土の蛇と山の馬
巡る十二の年月のうちの
この年この日に一度ずつ
つちのへびが
やまのうまに
語かける儀式があります
大地に根付く生命の樹より
星の命を
一年守護して参ったが
これより不止に鎮座まします
偉大な対の神獣に
我らが任をお預けします
遥かな不時の頂より
小さくか弱い命と思いを
その御力で守り給いますよう
何卒よろしくお願い申し上げます
それに応えて
やまのうま
蒼と黄の狭間より白き瑞雲をたなびかせ
大地の樹に目を凝らしながら
つちのへび
に語ります
不死の狭間より
星の命を護る任
大地の樹の賢き友より
しかと預かり賜った
我らが友はこれよりしばし
ゆるりと休まれるがよかろう
そしてへびとうまの遣いは
星がぐるりと一巡するまで
互いの友好を確かめた後
互いの守護する世界へ還り
星を見守り続けるのです




