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ゆめうつつをつづる  作者: 稲波 緑風
2023年12月
70/721

2023年12月28日 詩

 『どんど焼き』


 組み木に火がつく

 中にはダルマや熊手

 お札や榊

 清めの炎が燃やしていく

 一年の願を

 一年の厄を

 一年の埃を

 一年の神を

 ありがとう と

 言葉だけでは伝わらぬ

 何かに向けて届けと燃える

 高々と赤々と

 炎が燃える

 清めの炎が心を照らす

 新年の願をかける心に

 新年の厄払いする心に

 新年の年神を向ける心に

 炎が誇りを運んでくる


 木の先に団子をつけて

 どんどの炎で焼く

 熱々の団子を口に入れれば

 新年の無病息災祈願

 炎に近付けば熱いけど

 近付かなければ焼けたかわからぬ

 木が焼けて落ちたら団子が食えぬ

 気をつけろ

 気をつけろ

 燃える音に負けない声が

 炎の周りを囲んでいる

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