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ゆめうつつをつづる  作者: 稲波 緑風
2025年9月
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2025年9月4日 どく

 ドタバタと朝が過ぎた。

 本当に私は必要なのだろうか? そう思ってしまうのは、やはり昨日のことが残っているからだ。

 何もなければ、昨日会えたかもしれないのに。

 未練である。しかし、この感情を残しておいてもどうしようもないのだと、わかっている。

 物をどうこうするのは簡単なのに、感情を殺すことが出来ない。

 出来ないのが当たり前なのかもしれない。

 でもそれを望んでしまう。

 感情がなくなれば、心がなくなってくれるはず。そうしたら、誰かに依存するような、誰かにすがるような、誰かに責任を押し付けるような、ダメな人間から抜け出すきっかけになったりしないだろうか?

 ああ、だがこれもまた他力本願でしかないわけだ。

 うつうつさんが退室しようとしてくれているのに、引き留めているのは私なのだ。

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