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ゆめうつつをつづる  作者: 稲波 緑風
2025年8月
679/721

2025年8月28日 +どく

 今日は七十二候、天地始粛てんちはじめてさむし。ようやく夏の暑さが落ち着きはじめ、万物があらたまる季節だそうな。

 まだまだ猛暑の日も、真夏日の日も続きそうではあるが、こればかりは自然の気分だ。人間には耐えるしかすべはない。


 私の悪癖の一つ。後悔を思いつめると、関係するものすべてを無くしてしまいたい衝動にかられることだ。

 この悪癖があるからなのか、「結局のところ、自分なんていなければいいのだ」という結論を出してしまうのは事実である。

 何が引き金かなんて考えるだけ馬鹿らしいほど、明確に答えの出ている今回の後悔は、どうしても消えてくれない恋情からきているものだ。いや、もはや恋情ではないのだろうけれども。

 この感情を書き綴ることに後悔をしているのではない。感情を書き綴ることに抵抗はないからだ。

 後悔しているのは、その書き綴ったものを相手に読んでもらえないだろうかと、期待したことである。

 つまり、ものすごくどうでもいいことである。

 期待することが悪いことではない。と大半の人は言うだろう。何せ裏切られたとて、それは期待した人間がその感情を処理すればいいだけの話であり、他人に対して八つ当たりさえしなければ問題すら生まれないことであるからだ。

 まあだらだらと書いてはいるが、馬鹿馬鹿しいほどのちっぽけな後悔で、この作品をすべて消してしまいたい、と思ってしまうのだから、悪癖も悪癖すぎる。

 前にも書いたが、この作品を読んでくれている方々から、相手につながる方はいないと思っている。

 だからこそ、なぜ相手がこれを読んでくれるだろうと期待したのか、自分のことながら理解しがたい。

 ああ、さすがに自分の愚かさには気付いているので、この作品を消すことはしない。・・・・・・だぶん。

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