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ゆめうつつをつづる  作者: 稲波 緑風
2023年12月
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2023年12月23日 詩゜

『愛も恋もなく 愛も恋もそのままに』


「愛しているの」

その一言が言えなくて

私は貴方を思って泣くの

貴方は「俺のどこがいいんだ?」なんて

私の気持ちを受け取ってくれない

胸をはって「これが俺だ」って言う貴方だから

あぁ、貴方に好意(おもい)のすべてを伝えられたら!


自分が憎らしい

「好きだ」と言えなくて

会うとどうしても言葉が止まる

姿を目に写すのに精一杯で

告白してNOと言われたら

悲観しかしていない

ああでも

言わなければきっと後悔する


「別れよう」

この一言を君は望んでいたんだね

いいよ、言ってあげる

でも覚えていて、君も僕に愛を向けていた時があったこと

それでも忘れていいよ、僕のこと

恋が叶えられなくなってから君は僕を見なくなった

そして僕から離れていった

だから僕は君に心を向けたまま、君から離れよう

僕が出来る精一杯の仕返しだから


去っていった背中が、妙に楽しそうに見えたのは、私の気のせいかしら?

「好きだ」と言われた時間は

もう戻って来ない

すべてが嘘だったと言ったら

皆、なんと言うのかしら

本気だった私は「行かないで!」って

すがりつけばよかった?

元には戻らないわね

嘘は終わりにしたいのだもの

誰かと付き合うなんてもうこりごりだわ

2007/10/21作成

2021/05/18に投稿済

2023/12/23改稿

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