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ゆめうつつをつづる  作者: 稲波 緑風
2025年6月
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2025年6月27日 夢

 荒廃した大地が目の前に広がっている。もうこの世界に希望はない・・・・・・。


 百年前、王家には役目をろくに務められない王女がいた。王女は姉妹の姉だった。彼女は世代に一人だけの「妖精呼び」の巫女だ。

 毎日、妖精を呼び、世界で過ごしてもらわなければ、荒れていくだけの世界で、彼女は2日に1度、呼べたら良いというくらい、通常は3日、4日に1度、妖精が来るのが、実情だった。

 彼女は努力をしていないわけではない。妖精を愛し、妖精に愛されていた。今までの巫女たちと何一つ違うことはしてこなかった。「妖精呼び」の力は、強いほうであったのに・・・・・・。

 彼女がどれほど努力しようと、嘆こうと、愛そうと、叫ぼうと、妖精は世界にやってこない。

 国民も、家族も、彼女を責めはしなかった・・・・・・。



 上記、昨夜見た夢の話である。こういう夢は疲れる。目覚めはすごくだるい身体を持ち上げねばならなかった。

 夢で見たのは、彼女が泣き崩れて、妹がその身を(いだ)くところまでだった。

 あ、ちなみに文章の順番で夢の内容を見ています。

 起きてからふと思ったのは、これ、妹が無意識に妖精を送り返しているんじゃないか、だった。

 妹は世界が壊れることを望んだのではなく、”世界”が望んで妹に妖精が近付けない体質みたいなのにしたんじゃないか、ということ。

 妖精なんかに頼っていないで、自分たちで生きてみろよ。という”世界”からの試練だったんじゃないか、と。

 ただ、夢の話なんだよね、これ。夢は自分の深層心理の表れと聞いたことがあるんだけど・・・・・・。つまり、それは・・・・・・。

 

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