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ゆめうつつをつづる  作者: 稲波 緑風
2025年6月
613/722

2025年6月23日 詩

 『今行なっていること 最低限の絶望と渇望 叶わない未来を不安に思う』


 捨てている

 過去の努力も

 過去の思い出も

 過去の記録も


 捨てられない

 心の(かこ)の感情も

 現状に沈む感情も

 不安を抱く(未来を思う)感情も


 形だけがなくなって

 形なきものが積みあがる

 消しゴムで消せないだろうか

 ゴミ箱に捨てられないだろうか


 誰かにすがりたくなる

 すがる意味も

 すがる相手も

 ないのに


 湧き出す言葉(こころ)だけが

 いたずらに増えていって

 背負いきれなくなっていく

 吐き出しても書き出しても

 受け止めきれなくなっている


 涙を流すことがなくなって

 ひたすらに渇く心を

 満たすすべを探している


 捨てていく

 未来につながるかもしれないものも

 満たされたくて

 溺れたくて


 でも


 捨てていく

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