表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゆめうつつをつづる  作者: 稲波 緑風
2025年5月
587/737

2025年5月28日 詩

 『あなたが欲しいと思っている 直接は言えないけれど 伝えることもしないけれども』


 唯一絶対の誰かが欲しくて心がきしんでいく

 なのにあきらめてしまって何もしていない

 ”味方”である人はいくらでも居そうだけれども

 信用も信頼も出来ていないのは

 自分自身を信じていないからだ

 だからあきらめてしまって何もしない

 唯一絶対の誰かを欲して苦しくなっても

 自分を揺さぶってくれる誰かを求めてしまって

 自分の愚かさに向き合わされる

 心に刃を指して傷付いているのは自業自得なのに

 馬鹿の一つ覚えで誰かを必死に求めてる

 泣き虫だったのに涙が出ないのは

 泣くことがみっともないことだと言われたから

 怒りを少しずつ飲み込むようになったのは

 八つ当たりをすることが無駄なことのように思えるから

 行為の一つ一つをあきらめて 捨てていって

 感情がすべて消え去る前に唯一無二の誰かを知りたい

 そんな願いもあきらめようとしている自分が居る

 あきらめてしまっても大丈夫なのだと

 自分をあきらめてしまっている自分が居る

 ただ一人 求める心を捨てる準備はできただろうか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ